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海外不動産投資コンサルティング

MARKET UPDATE

“How to Profit From Rising Rents ? - Build Apartments !”
アメリカの集合住宅、家賃上昇が続く!

アメリカ

2016.01.29

2016年1月13日のWall Street Journalによると、米国の各都市の集合住宅の家賃が6年間連続で上昇し、投資家や開発業者による「新規のアパート建設」がブームになっているということです。今後3年間で米国に建設される集合住宅は100万戸という予想がされています。これは過去30年でみると最多の水準です。


過去5年で約20%の家賃UP!
2015年の全米の家賃は平均4.6%上昇し、リーマンショック以降で最大の伸びを記録しました。現在のアメリカの集合住宅の平均賃料は1,180ドル/月で、約1年前の約1,125ドルを超えています。(2010年を基準にすると家賃は20%以上UPしています。)建設した集合住宅で得られる収益が上昇していくのが魅力で、投資が活発に行われています。

高級住宅にシフトしている新築物件

都市部では特に、高級物件の建設が多いようです。これにより借り手は高い賃料を払う選択肢が増えています。例えばロサンゼルスのよいエリアでは、1ベッドルームの新築物件の家賃が月3,000ドル前後です。ちなみにこの家賃水準のお部屋を借りるためには、約12万8,000ドルの世帯所得が必要になります。

伝統的に複数世帯住宅を手掛けてこなかった住宅建設会社も、集合住宅建設に乗り出しています。高級な一戸建て住宅を建設することで有名なトール・ブラザーズは、現在7,400戸の集合住宅を計画しています。



弊社のアメリカの管理物件も、テナントが退去する度に賃料を5%~10%上げて新しいテナントを募集していますがロサンゼルス、ハワイ、ダラス、オースティン等どの都市も集合住宅は平均1ヶ月以内ですぐに借り手が見つかる環境が続いています。投資家にとっては非常に魅力的なこのトレンドは、2016年以降も続くだろうというと言われています。



☆Today's English Word!

【平均賃料】average rent
不動産視察の時などに覚えておくと便利です。ちなみに賃料相場を聞く場合は、market rentという表現がよく使われます。

written by Yoshiko Miyake