上海における日本人駐在員および仲介企業に関する一考察

上海における日本人駐在員と仲介企業に関する調査を報告し、直近の動向をまとめたレポートです。


【内容】

はじめに

上海で暮らす日本人や日系企業にとって、不動産賃貸仲介企業は、生活およびビジネスの第一歩となる重要なゲートウェイである。住宅やオフィス、商業店舗などを賃借する際、仲介企業を利用して探すのが一般的であろう。とくに、日本人や日系企業を主な対象とする仲介企業は、日本人の要望に見合う物件を紹介することができるほか、日本人あるいは日本語が話せる中国人が対応するため、根強い需要がある。
以前は、仲介企業が日本人あるいは日系企業に対して、サービスアパートあるいはセキュリティが整った高級住宅(多くは中国人が投資目的で購入した住宅)を紹介し、一定の仲介手数料(多くは1ヶ月分の賃料)を獲得するというのが一般的なビジネスモデルだった。このビジネスモデルの根底には、「言葉が通じない外国での生活やビジネスにおける問題点を解決できる」サービスの提供という考えがあった。中国へ進出する日系企業の数が増加し、駐在員も3年から5年という長期間で滞在する場合が多く、仲介企業における安定した収益が見込めるビジネスモデルとして定着した。
日本人と日系企業の数が増加するにつれ、必然的に日本人の生活スタイルと日系企業の・・・・・・


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