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楽天証券はやめたほうがいい?悪い評判や口コミから分かるデメリット・やばいと言われる理由

楽天証券やめたほうがいい

楽天証券は大手ネット証券の中で、SBI証券に次ぐ業界第2位の口座数を誇ります。

その使いやすさや楽天ポイントのたまりやすさが評価され、SBI証券に迫る勢いでどんどん口座数を増やしていますが、一方で「楽天証券はやめたほうがいい」という口コミも。

では実際のところ、楽天証券のどのような点に対してユーザーから不満の声があがっているのでしょうか。

本記事では、楽天証券のメリットとデメリットを詳細に解説し、さらに業界最大手であるSBI証券と比較します。

最後には、「楽天証券をやめたほうがいいのか?」という問いに対する結論を導き出します。

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  • 米株取引が24時間可能!
  • 業界最安水準の手数料
  • 取り扱い銘柄が約7,000

関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説

目次

楽天証券はやめたほうがいいと言われる理由

楽天証券やめたほうがいい

「楽天証券はやめたほうがいい」と言われることがある理由は、次の通りです。

「楽天証券はやめたほうがいい」の理由
  1. ポイントコース2種類の違いがわかりにくい
  2. クレカ投信積立ポイント還元率の改悪
  3. ハッピープログラムの投資信託でもらえるポイントの改悪
  4. 楽天銀行の金利優遇の改悪
  5. ポイント制度が頻繁に変わる
  6. 期間限定ポイントは使えない
  7. 単元未満株取引のコストがSBI証券より高い
  8. IPOの取り扱いと主幹事実績が物足りない
  9. 赤字で倒産・潰れる噂がある

ポイントコース2種類の違いがわかりにくい

楽天証券では、顧客の利便性を高める意図で、2種類のポイントコースが設けられています。

  • 楽天ポイントコース
  • 楽天証券ポイントコース

「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」では、貯められるポイントの種類、ポイントの利用先、投資可能な商品などが異なります。

しかしコースごとの違いが複雑で、戸惑いを覚えるユーザーが少なくありません。

以下にポイントコースごとのおもな違いをまとめたので、参考にしてください。

項目楽天ポイントコース楽天証券ポイントコース
貯まるポイントの種類楽天ポイント楽天証券ポイント
貯めたポイントの利用場所楽天経済圏全体、楽天ポイントカード加盟店楽天証券内での投資に限定
ポイント投資できる商品投資信託、国内株式、米国株式、バイナリーオプション投資信託のみ
SPU(スーパーポイントアッププログラム)対象
ポイント有効期限通常ポイントは獲得ごとに1年延長、期間限定ポイントは付与月の翌月末まで最長2年

どちらのコースを選択すべきか判断するのが困難だという評価が寄せられています。

ポイントコースの選択に迷ったら、楽天証券の幅広い投資でポイントがたまり、かつ楽天経済圏全体で貯めたポイントを使用できる「楽天ポイントコース」がおすすめです。

もう一方の「楽天証券ポイントコース」でたまるのは、楽天ポイントではなく「楽天証券ポイント」で、このポイントは楽天証券で投資信託を買うときしか使えません。

とはいえ楽天証券ポイントコースで獲得した楽天証券ポイントを、実生活で使いやすい楽天ポイントに交換することは可能です。

ただし楽天証券ポイントから交換した楽天ポイントで、投資信託や国内株式の購入はできません。

クレカ投信積立ポイント還元率の改悪

以前は高いポイント還元率が魅力のひとつだった楽天証券ですが、ポイント還元率が改悪されたことで、実質的なメリットが減少していると感じるユーザーが増えています。

特に不満の声が多く上がっているのは、クレカ投信積立のポイント還元率の改悪です。

各証券会社は、その会社が提携している特定のクレジットカードで投資信託の積立をおこなうと、ポイントがたまるというサービスを提供しています。

楽天証券では、「楽天カード」で投資信託を積み立てると、かつて1.0%の楽天ポイントが還元されていました。

しかし現在では、0.5%のポイント還元に改悪されてしまっています。

一時期は0.2%まで改悪されていたことを考えると、少し回復したといえますが、それでもマネックス証券やauカブコム証券よりポイント還元率が低いです。

証券会社ごとに、年会費無料のクレジットカードで投資信託に積立投資した場合のポイント還元率を比較すると、次の通りとなります。

証券会社ポイント還元率貯まるポイントクレジットカードの種類カード年会費
楽天証券0.5%楽天ポイント楽天カード無料
SBI証券0.5%Vポイント三井住友カード無料
マネックス証券1.1%マネックスポイントマネックスカード初年度無料
(2年目以降は年に1回の利用で無料)
auカブコム証券1.0%Pontaポイントau PAY カード無料

楽天証券では、代行手数料が0.4%以上の銘柄なら、ポイント還元率は依然として1.0%です。

しかしポイント還元率を高くしたいからといって、代行手数料が高い銘柄を選ぶのは、おすすめできません。

ちなみに楽天証券では、楽天ゴールドカードならポイント還元率が0.75%、楽天プレミアムカードなら1.0%です。

楽天カードの種類投信クレカ積立の
ポイント還元率
一般カード0.5%
楽天ゴールドカード0.75%
楽天プレミアムカード1.0%
ポイント解説女性
楽天カードは、一般カードなら年会費無料です。ポイント還元率が高い楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードは、年会費がかかります。

しかしSBI証券はゴールドカードで1.0%のポイント還元なので、どうしても見劣りしてしまいます。

クレカ投信積立に関する悪い評判・口コミ

楽天証券をポイント重視で利用している顧客にとっては、これまで享受していた利点が削がれる形となったため、サービスの見直しを考える動機になっていることが口コミから伺えます。

女性の口コミ

また同じポイント還元率に戻してほしい…

Po01(女性/20代)

★★★★★ 

2点

楽天証券のポイント還元率は改悪されてしまった。楽天ポイント目当てで楽天証券を選んだのに、かなり残念。最近になって以前よりは改善されたけど、それでも当初と同じポイント還元率には戻っていない。また同じポイント還元率に戻してほしいけど、改悪が多くて不安。他社への乗り換えも考えている。

ハッピープログラムの投資信託でもらえるポイントの改悪

楽天証券の口座を持っている人が楽天銀行でも口座を作ると、「ハッピープログラム」に参加できます。

ハッピープログラムへの参加方法
  1. 楽天証券と楽天銀行で口座を作る
  2. マネーブリッジ(2口座の連携)に申し込む
  3. ハッピープログラムにエントリーする

ハッピープログラムに参加しているユーザーは、楽天証券で投資信託を保有していると、投資信託の毎月の平均残高10万円ごとに3~10ポイントもらえるという制度がありました。

しかし改悪後は、月末の残高が一定の金額に到達するごとに、「一度だけ」ポイントが付与されるように変わっています。

例えば、100万円の投資信託保有額がある場合、改悪前は毎月3~10ポイントがもらえました。

しかし改悪後は、初めて10万円、100万円といった一定額に到達したタイミングで「1回」だけ、ポイントが付与されます。

その後は200万円、300万円、400万円…と定められた保有額を達成するまで、追加のポイントが得られません。

2023年10月27日からは、下記2種類の銘柄限定で、保有してるだけでポイントを受け取れるサービスが復活しました(投信残高ポイントプログラム)。

  • 「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」…0.0170%
  • 「楽天・S&P500インデックス・ファンド」…0.0280%

しかしこれらの銘柄は、「一定額に到達するとポイント進呈」のサービスの対象外です。

楽天銀行の金利優遇の改悪

楽天銀行の優遇金利に関しても、改悪が指摘されています。

楽天銀行と楽天証券の口座を連携させているユーザーが、楽天銀行で普通預金をおこなった場合、かつては預金全額に対して一律0.1%の優遇金利が適用されていました。

しかし2022年4月1日からは、300万円を超える分の預金に対する金利が、0.04%に下がっています。

金利優遇の改悪内容
  • 300万円までの預金…金利0.1%
  • 300万円を超える預金…金利0.04%

メガバンクの金利は0.001%程度です。

金利0.04%だとしても、メガバンクよりは高いですが、多額の資産を預けている顧客にとっては不利益を被る変更となりました。

金利に関する悪い評判・口コミ

女性の口コミ

金利が大幅に下がった…

かな(女性/40代)

★★★★★ 

2点

昔はマネーブリッジを利用すると、銀行の普通預金よりも高い利率が得られた。でも、最近ではたくさん貯金している分の金利が大幅に下がった。また金利を引き上げてほしい。

ポイント制度が頻繁に変わる

ご説明してきたように、楽天証券のポイント制度は頻繁に変更が行われています。

「ポイント制度がお得だから」という理由で楽天証券を選ぶ人は多いです。

しかしポイント制度が突然改悪されてしまうと、ポイントがたくさんたまる点に魅力を感じていた人は、あえて楽天証券を選んだ意味を感じにくくなってしまうでしょう。

一部の顧客からは、「変更に関する事前の通知が不足している」「突然の改悪によって信頼を損なっている」と指摘されています。

楽天証券を利用する場合、ポイント制度は変更があることを理解し、定期的に最新の情報を確認する必要があります。

期間限定ポイントは使えない

楽天証券では、貯めたポイントで投資ができます。

しかし、期間限定ポイントは使用できません。

「期限切れになりそうだけど使い道がないポイントを投資して、有効活用したい」と考えている人もいるかもしれませんが、このような使い方はできないと知っておきましょう。

期間限定ポイントに関する悪い評判・口コミ

女性の口コミ

期間限定ポイントでもポイント投資がしたい…

mari(女性/30代)

★★★★★ 

3点

期間限定ポイントは、楽天ポイント投資に使えない。大きなデメリットではないけど、期間限定ポイントは使い切れずに失効することもあるから、ポイント投資に使えるようになると嬉しい。

単元未満株取引のコストがSBI証券より高い

また、楽天証券での単元未満株の取引コストが他社、特にSBI証券と比較して高いという声も上がっています。

楽天証券の単元未満株取引「かぶミニ」は、取引手数料が0円です。

しかしスプレッドというコストが、手数料とは別に発生するので、実質的な負担が生じます。

一方、SBI証券なら取引手数料もスプレッドも無料です。

単元未満株取引のコストを重視する場合は、SBI証券も一つの選択肢となりえます。

IPOの取り扱いと主幹事実績が物足りない

さらに、IPO(新規公開株)の取り扱い数や主幹事としての実績が、他の証券会社と比べて少ないとの意見も見受けられます。

2022年のデータをもとに、楽天証券のIPO取り扱い実績・主幹事数を他社と比較しました。

証券会社IPO取り扱い実績主幹事数口座数抽選
SBI証券89社13918万30%完全抽選
楽天証券65社0805万100%完全抽選
マネックス証券61社0219万100% 完全平等抽選
松井証券54社0143万70% 完全平等抽選
SMBC日興証券47社24270万10% 完全平等抽選

楽天証券はIPO取り扱い実績だけ見れば、SBI証券の次に多いです。

また、取引実績や預かり資産の多さに関わらず、全ての顧客に対して平等な抽選を行います。

新規投資家や小規模投資家にとっては、チャンスが等しく与えられるというメリットがあるでしょう。

しかし楽天証券は、IPOの主幹事になることが少ないです。

主幹事になった証券会社には、多くの株式が配分されますが、楽天証券の主幹事実績は乏しい=当選するためのチャンスが他の大手証券会社に比べて相対的に低くなることを意味します。

また口座数が多いので、ライバルとなる投資家も多いです。

IPO投資を積極的に行いたい投資家や、より多くの投資機会を求めるユーザーは、物足りなさを感じる可能性があります。

IPO株に関する悪い評判・口コミ

男性の口コミ

IPOの主幹事にならない…

アオサ(男性/50代)

★★★★★ 

3点

楽天証券はSBI証券より、IPO投資だとちょっと弱いかなと思う。年々銘柄数は増えているし、これからに期待したいけど、主幹事の実績は今のところ増える気配が感じられない。

赤字で倒産・潰れる噂がある

楽天グループの経営状態に懸念を抱く声も挙がっています。

楽天グループは「楽天モバイル」の赤字が目立っており、グループ全体で見ると赤字経営が続いている状況です。

2023年2月14日に行われた決算発表で楽天グループは、過去最大となる3,729億円の赤字計上を報告しました。

この影響で、「楽天証券は赤字でやばい」「楽天証券は潰れる・倒産するかも」との噂がユーザー間で交わされています。

ただし、これらはあくまで噂であり、確かな情報源からの公式な発表ではありません。

グループ全体では赤字ですが、楽天証券そのものは、ポイント制度が好評であることから好調です。

関連記事:ネット証券口座おすすめランキングTOP10!初心者に人気の証券会社を紹介

楽天証券のメリット

楽天証券やめたほうがいい

「楽天証券はやめたほうがいい」との口コミがある一方で、楽天証券を高く評価する意見も多いです。

楽天証券のメリット
  • 国内株取引手数料が無料
  • 日経テレコンが利用できる
  • 投資・マネー本が無料
  • かぶミニのリアルタイム取引ができる
  • ポイント投資できる商品が多い
  • 投資信託の銘柄数が多い
  • 中国株投資ができる
  • FX・CFDではMT4が使える

国内株取引手数料が無料

楽天証券では、2023年10月2日の約定分から、国内株取引の手数料が無料になる新しいプラン「ゼロコース」がスタートしました。

ゼロコースを選んでいるユーザーは、現物取引と信用取引の両方で、約定代金に関係なく手数料を気にせずに株取引を行うことができるようになります。

さらに、「超割コース 大口優遇」における国内株式手数料も0円となりました。

より多くの投資家が、低コストで株取引を行えるようになります。

これらの変更は、頻繁に取引を行う方にとって、非常に有益な情報です。

投資のハードルが下がることで、よりアクティブに市場に参加する人が増えることが期待されます。

なお、どんなに高額の取引をしても国内株取引手数料が完全無料なのは、楽天証券とSBI証券の2社だけです。

松井証券のような「25歳以下限定」で国内株取引手数料を完全無料としている証券会社もありますが、25歳を超えても手数料が無料の楽天証券は、他社と比較してコスト面で有利です。

日経テレコンが利用できる

楽天証券では、口座を持つすべての人に対して、日経テレコンが利用できるサービスを提供しています。

最新の経済情報を速やかに得ることが可能です。

経済や投資に興味のある方から、ビジネスパーソンまで、多くの人にとってかなり魅力的なサービスとなっています。

投資・マネー本が無料

楽天証券は2022年7月14日より、楽天証券の総合口座を持っている顧客向けに特別なサービスを提供開始しました。

それは、厳選された投資やマネーに関する本が、無料で読み放題になるというものです。

追加の費用なしで、時期によってラインナップが変わるマネー本を、選んで読むことができます。

読書をするデバイスにも柔軟性があり、スマートフォンやパソコン、タブレット端末、そして電子書籍リーダーなど、さまざまな方法で読むことが可能です。

賢い資産運用を目指す方や、マネー知識を深めたいと考えている方にとって、このサービスは大変有益となっています。

かぶミニのリアルタイム取引ができる

楽天証券が提供する単元未満株取引「かぶミニ」は、取引所の営業時間中なら、リアルタイム取引が可能です。

他の証券会社では、1単元(100株)に満たない「1株」や「10株」などの単位で株取引をおこなう場合、リアルタイム取引ができません。

しかし楽天証券なら、市場での動きに応じて直ちに「買う」または「売る」といった注文を出すことが可能です。

主要なネット証券の中で単元未満株のリアルタイム取引ができるのは、楽天証券だけです。

市場の変動に敏感な投資家や、短期取引を好む人々に適しているといえるでしょう。

ただし、すべての銘柄がリアルタイム取引に対応しているわけではない点に注意してください。

ポイント投資できる商品が多い

「楽天ポイントコース」では、次の4種類の商品に楽天ポイントで投資できます。

楽天証券でポイント投資できる商品
  • 国内株式
  • 米国株式
  • 投資信託
  • バイナリーオプション

※「楽天証券ポイントコース」では、投資信託のみ

他の証券会社でもポイント投資はできます。

しかし、ポイント投資ができる対象商品は「投資信託のみ」であることが多いです。

たとえばSBI証券・松井証券・マネックス証券は、投資信託だけがポイント投資の対象になっています。

ためた楽天ポイントをさまざまな投資に活用できるのは、ポイントに力を入れている楽天証券ならではの強みです。

投資信託の銘柄数が多い

NISAを活用して長期投資をおこないたいと考えている人にとって、投資信託の銘柄数の多さも気になるポイントでしょう。

楽天証券は、投資信託の選択肢が豊富であることが特徴です。

2023年10月時点で、積立投資が可能な銘柄を2,516銘柄も取り揃えています。

つみたてNISA対応の銘柄は182本、iDeCoの銘柄は31本です。

非常に多くの選択肢の中から、自分に最適な投資信託を見つけ出すことができます。

とはいえ投資初心者は、選択肢が多すぎて、自分に合った商品を見つけるのが大変だと感じるかもしれません。

しかし16種類に及ぶスクリーニング機能や、23種類もあるランキングは、自分に合った商品を見つける助けとなります。

さらに楽天証券では、投資信託の購入時に楽天ポイントを使用することができるほか、投資信託の運用でポイントがたまります。

中国株投資ができる

楽天証券では、中国株の取引が可能です。

このサービスは、日本の大手主要ネット証券では、楽天証券、SBI証券、マネックス証券の3社でしか提供されていません。

証券会社中国株の銘柄数
楽天証券約1,492銘柄
SBI証券約1,350銘柄
マネックス証券約2,612銘柄

中国の株式市場は上海取引所、深セン取引所、香港取引所の3つに大別されます。

日本の投資家が最もアクセスしやすいのは香港取引所です。

上海取引所には「上海A株」「上海B株」があり、楽天証券は日本の主要ネット証券で唯一、「上海A株」の取引を提供しています。

広範な中国市場への投資を考えている方におすすめです。

関連記事:内藤証券の評判・口コミまとめ!人気の中国株やメリットも紹介

FX・CFDではMT4が使える

楽天証券では、「楽天MT4」「楽天MT4CFD」と称されるFX口座・CFD口座を利用することで、「MT4(メタトレーダー4)」を用いたFX取引・CFD取引を行うことができます。

MT4とは、プロにも愛用されている非常に高機能なFXのツールです。

世界的に人気が高いツールですが、国内の大手ネット証券では楽天証券しかMT4を提供していません。

MT4を活用すれば、各FX会社が提供しているツールより、さらに多彩な取引戦略を立てることが可能です。

初心者にとって嬉しいのが、無料で利用できるMT4デモトレードです。

これは実際の資金を使わずに取引の練習ができるサービスで、1ヶ月間利用できます。

もし期限切れになっても、再度申し込めば、利用を続けることができます。

関連記事:スマホ証券最新比較ランキング!初心者が株式投資やNISAを始めるのにおすすめなのはどこ?

楽天証券が潰れたらどうなる?

楽天証券やめたほうがいい

楽天証券が万が一倒産した場合、自分の資産はどうなるかと心配している方も多いです。

しかし証券会社が倒産しても、投資家の資産は守られるよう、法律でしっかりと規制されています。

証券会社は「分別管理」というルールに従って、会社の財産と投資家の財産を厳格に分けて管理しなければなりません。

これは会社が自由に使っていいお金と、皆さんが託したお金や株式は、混同してはならないという法的な決まりです。

株や現金は返ってくる

例えば、あなたが楽天証券に株を預けているとしましょう。

この株は、楽天証券のものではなく、あなたの名前で証券振替保管機構に記録されています。

したがって、楽天証券が倒産しても、あなたの株は他の証券会社に移管することができます。

また預けた現金についても信託銀行が管理しており、証券会社の自己資産とは分けられているため、証券会社が倒産しても信託銀行から投資家へ返還されることになります。

「自分の資産がなくなる」は誤解

要するに楽天証券のような証券会社が潰れたとしても、法律により皆さんの資産は保護され、確実に返還されるようになっているのです。

ですから、楽天証券が倒産したとしても、資産を失う心配はありません。

資産保護の観点からは、安心して楽天証券を利用できるでしょう。

ポイント解説女性
楽天証券の経営状態については、公表されている決算情報を参考にしましょう。

関連記事:楽天証券アプリ「iSPEED」の使い方! 初心者向けに注文方法をわかりやすく解説

楽天証券を他社と比較

「やめたほうがいい」「やばい」と言われることもある楽天証券ですが、他社と比較した際の各サービスは劣っているのでしょうか。

楽天証券のメリットとして投資信託の銘柄数の多さや、中国株の取引ができること、またデメリットとしてIPOがやや弱いことをご紹介してきました。

これらについて他社と詳しく比較します。

投資信託

ネット証券の中で、楽天証券の投資信託の銘柄数はトップクラスです。

他社と比較しても、選択肢の多さを確認できます。

以下は、各ネット証券会社の投資信託取扱数の比較表です。

証券会社投資信託の銘柄数ノーロード
楽天証券2,553本
SBI証券2,614本
マネックス証券1,331本

投資信託の銘柄数がもっとも多いのはSBI証券ですが、楽天証券はSBI証券の次に選択肢が豊富です。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、楽天・全世界株式インデックス・ファンドなどの人気銘柄を一通り揃えています。

また楽天証券では、すべての投資信託をノーロードで取引できます。

外国株式

楽天証券はアメリカ、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアの外国株式を扱っています。

外国株式投資に強い大手ネット証券3社の銘柄数を比較すると、次の通りです。

証券会社米国株式中国株式韓国株式ロシア株式ベトナム株式その他海外株式
楽天証券約4,939銘柄約1,350銘柄×××約234銘柄
SBI証券約5,658銘柄約1,350銘柄約73銘柄約28銘柄約300銘柄約243銘柄
マネックス証券約4,982銘柄約2,612銘柄××××

SBI証券では楽天証券が取り扱っている国々の株に加えて、韓国、ロシア、ベトナムの株も取引可能です。

シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアの株を買う際は、楽天証券の最低手数料が比較的安価ですが、楽天証券で取り扱いがない国々に投資したい場合は、SBI証券の利用を検討すると良いでしょう。

また楽天証券では、米国株を除く外国株の外貨決済ができず、円貨決済のみです。

SBI証券はベトナム株式、インドネシア株式のみ円貨決済に非対応ですが、外貨決済はすべての外国株式が対応しています。

米国株以外で外貨決済を利用したい人にも、SBI証券がおすすめです。

IPO

楽天証券はIPO株の取り扱い銘柄数も多いです。

毎年の取り扱い数の推移を見てみると、徐々に増えていることがわかります。

しかし、SBI証券と比較してやや少ないです。

証券会社2020年2021年2022年
SBI証券85社122社89社
楽天証券38社74社65社
マネックス証券55社65社62社
松井証券18社56社54社
auカブコム証券17社42社23社

IPO主幹事数

楽天証券は、IPOの銘柄数こそ多いですが、主幹事の実績が乏しいです。

IPO主幹事の実績数を他社と比較すると、次の通りとなります。

証券会社2020年2021年2022年
SBI証券14社21社12社
楽天証券0社0社0社
マネックス証券0社0社0社
松井証券0社0社0社
auカブコム証券0社0社0社

他の大手ネット証券も大和証券やSMBC日興証券のような「総合証券」と比較して、主幹事の実績が少ないです。

しかしSBI証券なら、主幹事になるケースも見られます。

IPO投資を考えている人は、普段からSBI証券を使用することも考えてみましょう。

またIPO投資をたくさんおこないたい場合は、総合証券の口座を開設して、IPO投資専用口座にするというのもひとつの方法です。

ポイント解説女性
総合証券は取引手数料が高いので、IPO以外の投資ではネット証券を活用するといいでしょう。

関連記事:楽天証券iDeCoのおすすめ商品厳選5選!40代・50代の配分も解説

楽天証券はやめたほうがいい人

楽天証券やめたほうがいい

「楽天証券はやめたほうがいい」に当てはまるのは、次のような人です。

楽天証券はやめたほうがいい人
  • IPO投資が目的の人
  • 単元未満株を最安コストで取引したい人
  • 楽天ポイントに興味がない人

IPO投資が目的の人

楽天証券はIPO(新規公開株)の取り扱いが業界の中でも多いですが、SBI証券と比べた場合は少ないと言わざるをえません。

主幹事としての実績も0社という状況が続いています。

IPOにおいては、多くの株を割り当てられる主幹事証券会社ほど、当選の可能性が高くなると期待できます。

IPOへの積極的な参加をお考えで、より多くのチャンスを求めている方には、主幹事実績があるSBI証券の方が適しているかもしれません。

単元未満株を最安コストで取引したい人

単元未満株の取引において、手数料は非常に重要な要素です。

楽天証券では単元未満株の取引が可能で、手数料は無料ですが、「スプレッド」というコストが手数料とは別に発生します。

一方、SBI証券なら手数料もスプレッドもかかりません。

単元未満株取引の手数料を最安にしたい方や、少額から株式投資を始めたい方は、SBI証券と比較検討することをおすすめします。

楽天ポイントに興味がない人

楽天証券の大きな特徴の一つに、取引やサービスの利用によって楽天ポイントが貯まるというシステムがあります。

しかし、これらのポイント制度に魅力を感じない方や、楽天以外のポイントを優先して貯めたい方にとっては、楽天証券が最適とは言えないでしょう。

また、ポイント制度の変更についていくのが煩わしいと感じる方も、他の証券会社を選んだ方が満足度が高いかもしれません。

関連記事:楽天証券のつみたてNISAの始め方・おすすめ銘柄は?ポイント制度もわかりやすく解説!

楽天証券がおすすめな人

楽天証券は次のような人におすすめです。

楽天証券がおすすめな人
  • 国内株式の現物・信用取引をする人
  • 投資信託を運用したい人
  • 商品数が豊富なネット証券を選びたい人
  • 楽天関連サービスをよく利用する人

国内株式の現物・信用取引をする人

楽天証券では、2023年10月から「ゼロコース」と呼ばれる手数料プランがスタートしました。

ゼロコースを選ぶと、国内株式の現物取引および信用取引において、手数料が無料です。

国内株取引のコストをおさえて取引を行いたい方にとって、楽天証券は最適と言えます。

投資信託を運用したい人

楽天証券は、投資信託の取扱い本数が業界トップクラスで、すべての銘柄がノーロード(購入時手数料無料)です。

幅広い選択肢から自分に合ったファンドを見つけたい方にとっては魅力的な証券会社です。

また、楽天ポイントや楽天証券ポイントを利用して投資信託の購入ができます。

楽天カードで積立投資の決済をすると、ポイント還元が受けられる点も特徴の一つです。

商品数が豊富なネット証券を選びたい人

楽天証券は国内外の株式はもちろんのこと、中国株式をはじめとしたアジア各国の個別株式、投資信託、債券、FX、CFDなど、幅広い商品を取り扱っています。

各商品ごとの銘柄数も多いです。

多様な投資先から選ぶことができ、多角的な資産運用を目指す方にもおすすめできます。

楽天関連サービスをよく利用する人

楽天市場や楽天カードなど、楽天グループのサービスを頻繁に利用している方にも楽天証券はおすすめです。

投資活動を通じて得たポイントを、日常生活でのショッピングやサービス利用に活かせます。

楽天ポイントの有効期限は「ポイントが付与された月の翌年同月の前月末日まで(期間限定ポイントを除く)」ですが、有効期限が切れるまでに新しく楽天ポイントを獲得すれば、失効することがありません。

また楽天市場では、楽天ポイントを使って、非常に幅広い商品を購入できます。

貯めたポイントの使い道がなくて持て余してしまう、ということも少ないでしょう。

関連記事:楽天証券の口座開設|取引開始までの流れを分かりやすく解説!

楽天証券とSBI証券の違いを比較

楽天証券とSBI証券、両者はどちらも高評価なネット証券で、よく比較されます。

どちらが自分に合っているか見極めることが重要です。

証券会社口座数取引所国内株手数料※ポイント投資つみたてNISAIPO取扱銘柄数米国ETF投資信託外国株
楽天証券業界2位東証/名証無料国内株式
米国株式
投資信託
バイナリーオプション
181銘柄74社359銘柄2,614銘柄6カ国
SBI証券業界1位東証/名称
福証/札証
無料投資信託183銘柄122社342銘柄2,553銘柄9カ国

※ゼロコース選択などの条件あり

楽天証券がおすすめな人

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託2,614本
株式以外FX
CFD
ETF
金/銀/プラチナ
先物・オプション
保険
口座開設・取引までの日数最短2営業日後
特徴国内株・単元未満株の手数料が無料!
取扱商品が豊富!
初心者にも使いやすい!
楽天証券がおすすめな人
  • 楽天ポイントを貯めたい
  • 投資信託以外にもポイントで投資したい
  • 楽天カードを使っている

楽天証券は、楽天グループの一員として楽天ポイントが貯まり、また使えることが最大の特徴です。

ポイント投資できる商品が4種類と他の証券会社より多く、またさまざまな投資を通じて楽天ポイントが付与されます。

日経テレコンが利用できる点や、投資本が無料で読める点も、楽天証券ならではの魅力です。

\新規口座開設数No.1!/

関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説

SBI証券がおすすめな人

SBI証券がおすすめな人
  • 単元未満株取引をする
  • 楽天証券では取り扱っていない外国株を取引したい
  • IPO投資がしたい
  • Vポイントを貯めている
  • 三井住友カードを使っている

一方SBI証券は、単元未満株取引のコストが最安です。

またIPOの当選を狙う方にも、SBI証券のほうがおすすめできます。

Vポイントを貯めている方や、三井住友カードユーザーにおすすめとなっています。

楽天証券以外のおすすめネット証券

楽天証券以外にも、優れたネット証券は多数存在します。

比較検討して、最適なネット証券を見つけましょう。

証券会社国内株取引
手数料
投資信託の銘柄数NISA単元未満株
SBI証券無料2,614本
松井証券約定代金1日50万円まで無料1,653本
(売りのみ)
マネックス証券100万円以下550円1,331本

SBI証券

SBI証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託2,614本
株式以外債券
FX
CFD
金/銀/プラチナ
先物・オプション
保険
口座開設・取引までの日数最短翌営業日
特徴圧倒的口座数
手数料0円
充実のサービス

SBI証券は、よく楽天証券と比較される業界最大手のネット証券です。

取扱い銘柄数は業界最大級で、国内株の取引手数料が無料となっています。

単元未満株取引のコストは楽天証券より安いです。

また、投資信託を三井住友カードで購入すると、ポイントをためることが可能です。

投資初心者から経験者まで幅広く利用されています。

\口座数&総合力No.1!/

関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説

松井証券

松井証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託1,653本
株式以外FX
先物・オプション
口座開設・取引までの日数最短3日
特徴使い勝手の良いツール
お得な手数料
手厚いサービス

松井証券は1918年に創業された、100年以上の歴史があるネット証券です。

日本で初めて本格的なインターネット取引を導入した証券会社として知られています。

初心者にも使いやすいツールを提供していますよ。

また、サポート体勢が手厚い点も魅力的です。

電話で「株の相談窓口」を設けていて、株取引に関するアドバイスが無料で受けられます。

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関連記事:松井証券の評判・口コミまとめ!手数料や投資信託についても解説

マネックス証券

マネックス証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託1,331本
株式以外債券
FX
先物・オプション
金・プラチナ
口座開設・取引までの日数 最短翌営業日
特徴100円から始められる
米国株に強い
お得なマネックスポイント

マネックス証券は、米国株の取引手数料が安い大手ネット証券です。

「銘柄スカウター」で銘柄分析がしっかりできる点も評価されています。

米国株や中国株を取引したい方や、情報収集に力を入れたい方には、特に適しているでしょう。

また、投資信託をクレジットカード「マネックスカード」で積み立て購入した際のポイント還元率は、1.1%と業界トップです。

つみたてNISAでポイントを貯めたい人にもおすすめとなっています。

\無料ではじめる!/

関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説

楽天証券はやめたほうがいい?よくある質問

楽天証券はやめたほうがいいか、まだ判断しかねている人も少なくないでしょう。

よくある質問とその回答を、ここでご紹介します。

楽天証券はやめたほうがいい?よくある質問
  • 投資信託のクレカ積立でポイント還元率が一番高い証券会社は?
  • 楽天証券でつみたてNISAをするのはやめたほうがいい?

Q.投資信託のクレカ積立でポイント還元率が一番高い証券会社は?

マネックス証券です。

マネックス証券は、クレジットカードで投資信託を積立購入した際のポイント還元率が業界第1位です。

マネックスカードは2年目以降、年会費が550円かかりますが、年に1回でもクレジットカードを利用すれば年会費無料になります。

関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説

Q.楽天証券でつみたてNISAをするのはやめたほうがいい?

A.そんなことはありません。

楽天証券はつみたてNISAの対象銘柄を豊富に取り扱っています。

その数は業界トップクラスで、しかもすべての銘柄の購入手数料が無料です。

つみたてNISAを始めたい方にもおすすめできます。

楽天証券はやめたほうがいいか判断しよう

「楽天証券はやめたほうがいい」という意見もありますが、サービス内容は全体的に優れています。

「潰れる・倒産するからやばい」という意見も、あくまで噂にすぎず、楽天証券そのものは好調です。

特に一部の本を無料で読めるサービスや、単元未満株のリアルタイム取引ができるサービスは、楽天証券ならではの魅力となっています。

ただしSBI証券より単元未満株取引のコストが高い点や、ポイント制度が昔より改悪されてしまった点を不満だとする口コミも見られます。

ここまでの情報を踏まえて、楽天証券が自分の投資スタイルや目的に適しているかどうかを判断して、本当に楽天証券はやめたほうがいいか判断してください。

楽天証券
  • ポイントが貯まる・使える
  • 楽天市場でもらえるポイントが最大+1倍に
  • 無料で使える充実の取引ツール
手数料(超割コース約定代金5万円)
55円(税込み)
手数料(1日定額コース100万円以下)
0円
取り扱い商品
国内株式、外国株式、iDeCo、FX、先物・オプション

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