「FXの専業トレーダーとして生活したい!」と憧れますよね。
しかし専業トレーダーになるには、一定以上の年収が必要です。
単に生活費をFXの利益で賄えればいいわけではなく、できるだけ多くの取引資金を用意する必要があることや、税金の支払いが必要なことについて把握しておく必要があります。
今回は、FXの専業トレーダーになるための年収や方法を解説。
専業トレーダーの1日の過ごし方や、有名な専業トレーダーについてもご紹介します。
関連記事:世界と日本の有名個人投資家13選!成功者から学ぶ投資テクニック
FX専業トレーダーになるために必要な年収
FX専業トレーダーになるために必要な年収は、ネットの口コミを見てみると、1,000万円程度との意見が多いです。
「月に20万円程度稼げれば、充分生活していけるのでは?」とお思いになるかもしれません。
しかしFXは、資金が多ければ多いほど有利です。
投資する資金がたくさん必要になる以上、「最低限の生活費さえ稼げれば専業トレーダーになれる」とは考えないほうがよいでしょう。
また専業トレーダーは、各種税金・保険料・年金なども、FXの利益から自分で支払わなくてはなりません。
そのため、現在の給料の2倍はFXで稼げていることをひとつの目安にしましょう。
- 投資する資金
- 貯蓄
- 生活費
FX専業トレーダーになるために必要な資金
では具体的に、どの程度の資金を用意すれば専業トレーダーになれるのか見ていきましょう。
FXでの成功は、充分に投資可能な資金を持つことが必要な条件の一つです。
多くの資金があると、リターンが低くても利益を得られ、リスクの低い取引ができます。
手元に十分な資金がないと、大きな利益を生み出すことは難しいでしょう。
たとえば100万円を110万円に増やすのと、1,000万円を1,010万円に増やすのとでは、後者の方が現実味があります。
自分がどれだけの利率で利益を出すことができるのかを考え、それに基づいて投資可能な資金の目安を決めてみてください。
必要な資金の具体的な計算例
たとえば100万円の資金を持っている場合、利率が5%だと利益は5万円、利率が10%だと10万円となります。
100万円の資金で月に10%の利益を得たとしても、10万円しか稼げないので、これでは専業トレーダーとして生活するのは難しいですよね。
しかし500万円の資金があれば、どうでしょうか。
利率5%で25万円、利率10%で50万円の利益が期待できます。
これなら、十分に生活費をカバーできるレベルです。
さらに1,000万円の資金があれば、利率5%で50万円、10%で100万円の利益が見込めます。
これを1年間繰り返せば、年収は600万~1,200万円になりますよね。
最低限必要な資金は300万円?
以上を考えると、FXの専業トレーダーとして成功するためには、最低でも300万円以上の投資可能な資金が必要と言えます。
300万円あれば、利率5%で15万円、10%ならば30万円の利益を得られる計算です。
しかし実際は、ここから税金や保険料も支払わなくてはならないので、300万円の資金はあくまで最低限のラインと考えるべきでしょう。
500万円から1,000万円程度の投資可能な資金があれば、計算上はリスクを抑えつつ十分な生活費を稼ぐことが可能となります。
資金とは別に貯蓄も必要
FXの専業トレーダーとして成功するためには、トレードで大きく損をしても、生活に困らないくらいの貯蓄を持つことが大切です。
損をしても生活費が確保できる状態だと、トレードに対するストレスが少なくなります。
生活費をカバーするための貯蓄の目安は、生活費の1年から2年分です。
たとえば、月に30万円の生活費が必要なら、360万円から720万円程度の貯蓄が必要となるでしょう。

また、この貯蓄は、投資する資金とは分けて取っておく必要があります。
いざというときのための貯蓄まで投資してしまうと、お金の面で非常に追い詰められてしまう可能性があるので、生活防衛資金にまで手を付けることはやめましょう。
FX専業トレーダーになるために必要な生活費
FXの専業トレーダーとして生活するには、生活費を超える金額を、毎月安定して稼ぎ出すことが重要です。
今までは給料から天引きされていた税金・保険料・年金などの支払いを自分で行う必要があるほか、投資資金を増やすための上積みも必要となります。
このことを考えると、会社に勤めていた時の給料よりも高い利益を出さなければ、生活レベルを維持するのが難しくなるとお分かりいただけるでしょう。
利益の目安としては、現在の給料の2倍です。
たとえば35万円の給料がある人は、70万円の利益を目指すと、余裕をもってトレードを行いやすくなります。
関連記事:DMM FXのポイントランク制度を完全解説!ポイントの使い道や確認方法は?
FX専業トレーダーは1日をどんな風に過ごしている?
ここでは、FX専業トレーダーの1日の過ごし方をご紹介。
為替相場は常に動いているので、FX専業トレーダーは家にこもりがちな生活を送っています。
9時から本格的に動き出す東京時間にあわせて起床
FXでは、相場が活発に動く時間帯を「東京時間」「ロンドン時間」などと呼び分けています。
東京時間は9時からなので、それに間に合うように起床しているFX専業トレーダーも多いです。
起きたら相場が動き出すまでの時間に、取引の準備をします。
- 寝ている間の為替相場の動きやニュースのチェック
- その日のトレード戦略を考える
東京時間の午後から15時頃までは、比較的ゆっくりと過ごせる時間帯です。
この時間を、趣味や情報収集の時間に充てる専業トレーダーもいますが、あくまで「チャートを見ながら」としている方も多いようです。

17時頃から活発になるロンドン時間の値動きが落ち着いたら夕食
17時前後からはロンドンのディーラーが本格的に参戦してくるので、忙しくなります。
19時過ぎからは値動きが落ち着いてくるので、この時間帯で晩ご飯を食べる専業トレーダーも多いでしょう。
とはいえ、夜の時間帯は突然ボラが出ることも珍しくありません。
午前中ほどチャートから離れる余裕はないといえます。
ニューヨーク時間はもっとも忙しい
夜のニューヨーク時間は、FX専業トレーダーのゴールデンタイムとなります。
中には明け方までトレードを続ける専業トレーダーもいますが、「○時まで」と区切りをつけて切り上げている専業トレーダーもいるので、人それぞれです。
その日のトレードが終わったら、1日の振り返りをして、シャワーを浴びて就寝します。
有名な専業トレーダーは?
FXでは、次のようなトレーダーが有名です。
- 75億円を稼いだ「与沢翼」氏
- 失敗から成功を掴んだ「Aki」氏
Twitterやブログをやっている方も多いので、参考にしてみるといいでしょう。
75億円を稼いだ「与沢翼」氏
与沢翼氏はドバイ在住の起業家・投資家です。
短期取引に特化したFXトレーダーとして、大きな成功を収めています。
彼のトレードスタイルはスキャルピングで、5年間で75億円という膨大な資産を築き上げました。
与沢氏は「勝つこと」よりも「負けないこと」を重視しており、そのための戦略として「損失1:利益2」という高い期待値のポジションでエントリーを行います。
また、与沢氏はオシレーター系のインジケーターやRSI、トレンドラインを重要しています。
失敗から成功を掴んだ「Aki」氏
Aki氏は、FX界隈で著名なトレーダーです。
大学を卒業した後、アルバイトで稼いだお金を元手にFXをスタートしました。
驚くべきことに、Aki氏は2018年に5億円を稼ぐという実績を残しています。
しかし、Aki氏のトレードのスタートは決して順調ではありませんでした。
初めは続けざまに損失を出し、その結果、大きな借金を抱えることになったそうです。
ですがAki氏はその失敗を糧にトレードの振り返りを徹底的に行い、次第に利益を上げるようになりました。
Aki氏はトレードにおいて、投資家の心理を考察することや、移動平均線・チャネルライン・MACDを重視しています。
関連記事:「投資の神」BNFさんの現在は?総資産〇億?伝説と歩みをたどる
FX専業トレーダーになる3つのメリット
FX専業トレーダーになると、どんなメリットがあるのか解説します。
- 自宅で自由に仕事ができる
- 仕事の人間関係やノルマから解放される
- 稼げる仕事である
①自宅で自由に仕事ができる
専業トレーダーは自宅でできる仕事です。
満員電車に乗る必要もなく、快適な環境で働けます。
リアルタイムでFX取引ができる時間帯は、利用しているFX会社によって多少異なりますが、月曜朝6時〜土曜朝6時頃です。
専業トレーダーは、この時間帯の中で、特にレートが活発に動く時間帯を狙って取引することになります。
②仕事の人間関係やノルマから解放される
専業トレーダーは1人でできる仕事です。
上司や同僚がいないので、煩わしい職場の人間関係に悩まされることはありません。
また、生活していけるだけの利益を出す必要はありますが、厳しいノルマを課されることがないのもメリットです。
自分の裁量で働けます。
③稼げる仕事である
専業トレーダーの年収は、人によって差はありますが、1,000万円ほどだと言われています。
そもそも稼げないトレーダーは専業化できませんが、専業トレーダーが上手くいけば稼げる仕事であることは確かでしょう。
また、利益を出したら出した分だけ、すべて自分の収入になります。
モニターを複数台用意するといった環境整備は必要ですが、莫大な経費はかからない仕事である点もメリットです。
関連記事:DMMFXでセルフバックするやり方をわかりやすく解説!1回最低何円から取引できる?
FX専業トレーダーになる6つのデメリット
ただし、FX専業トレーダーにはデメリットもあります。
- 収入が不安定
- 確定申告が必要
- 無職とみなされ社会的信用が下がる
- 損失次第で引退に追い込まれる可能性がある
- 孤独に戦い続ける必要がある
- ストレスを感じやすい
以上の理由から、「FX専業トレーダーになるのはやめとけ」「FX専業トレーダーはつらい」と言われることも。
順番に見ていきましょう。
①収入が不安定
会社に勤めていれば毎月一定の給料がもらえますよね。
しかしFX取引では、毎月の収入にばらつきが出ます。
時には損失で終わってしまう月もあるかもしれません。
収入が安定しないと、ストレスを感じる原因になります。
損失が出てもプレッシャーを感じないためには、貯蓄を充分に溜めておく等、リスク対策が必要です。
②確定申告が必要
会社勤めをしていない専業トレーダーは、年間48万円以上の利益が出ると、所得税の対象となります。
所得税を納税するには、毎年確定申告が必要です。
確定申告は自分で行わなければならないため、会社員と比べると、手間が増えることを覚悟しなければなりません。
③無職とみなされ社会的信用が下がる
FXの専業トレーダーは、社会的には無職とみなされがちで、社会的信用が落ちるというデメリットがあります。
安定した利益と十分な貯蓄があっても、各種審査が通らないこともあるため、注意が必要です。
たとえばマンションの入居審査や、ローンの審査が難しくなる可能性があります。


専業トレーダーになる前にローンを組んだり、新しい住居を確保したりすると良いでしょう。
④損失次第で引退に追い込まれる可能性がある
FXのレバレッジ取引では、元手以上の取引ができる一方で、元本を上回る損失が発生することもあります。
専業トレーダーはFX以外の収入がないため、大きな損失を出すと市場に参加できなくなり、そのままトレードをやめざるを得なくなる可能性もあるでしょう。
また、一度に大きな損失を出すと、その損失を取り戻そうと無理なトレードを行うリスクも増えます。
大きな損失を出す可能性を考慮して、許容できる損失の範囲を設定し、リスク管理をしっかりと行うことが重要です。
⑤孤独に戦い続ける必要がある
FXの専業トレーダーになると、ひとりでの戦いが待っています。
なぜなら、トレーダーは自分の判断で取引を行うからです。
知り合いの専業トレーダーに誰かに相談したり、助けを求めたりできる場合もありますが、最終的には自分の力で決断することが求められます。
その結果、常に市場の動向を見つめ、自分の投資戦略を見直すというプロセスが繰り返されるのです。
専業トレーダーは孤独感を感じることも少なくありません。
また利益を上げることができた時も、損失を出した時も、その感情を誰とも分かち合うことが難しいのもFX専業トレーダーの特徴です。
SNSでの投稿や動画配信などで報告することも可能ですが、基本的には成功体験も失敗体験も一人で感じ、乗り越えていく必要があります。
さらに専業トレーダーの仕事は自宅で行うことが多く、同僚や上司といった社会的なつながりが少ないです。
人間関係によるストレスが少ない一方で、対人関係が希薄になるという面もあります。
孤独感に打ち勝つためには、趣味やリラクゼーションの時間を作ることが大切です。
⑥ストレスを感じやすい
ご説明してきた通り、専業トレーダーは、多くのストレスを伴う可能性があります。
- 収入が不安定:トレーダーの収入は一定ではありません。大きな利益を上げる月もあれば、損失を出す月もあります。これは、特に家庭を持つ人々にとって、大きなストレスとなりえるえでしょう。
- 絶え間ない勉強とリサーチ: 市場は常に変化しています。新たな経済指標や政策変更、地政学的な動きなどを把握するために、トレーダーは常にリサーチを行わなければなりません。これは大きな時間とエネルギーを必要とします。
- 高いリスク: FX取引は高いレバレッジを利用できますが、一方で大きな損失を出すリスクも伴います。精神的に大きな負担となりえるでしょう。
- 孤独: 専業トレーダーは、ほとんどの場合、自宅や個人のオフィスで一人で仕事をします。一部のトレーダーはこの孤独感に悩み、ストレスを感じる場合も。
専業トレーダーというと、職場のストレスがなく、自由に生きているようなイメージを抱くかもしれません。
しかし実際は、ストレスを感じやすい側面もあります。
関連記事:GMOクリック証券のデモトレードのやり方は?デモ口座開設から取引完了まで丁寧に解説
誰でもFXの専業トレーダーになれる?
FXの専業トレーダーになるのは、簡単ではありません。
そもそもFXで大きな利益を上げるのは難しく、むしろ損している人も多いです。
しかし有名な専業トレーダーの中には、投資を始めてからわずか数年で、数千万~億の資産を築いた人もいます。
とはいえこういったケースは希であり、基本的には難しいと思っておきましょう。
トレーダー全体の利益額はどれくらい?
金融先物取引業協会が発表したデータを見てみましょう。
2017年におけるFXトレーダーの利益(または損失)は、35.6%が20万円未満、28.4%が0円から-20万円未満となっています。
つまり、-20万円未満から20万円未満の利益または損失を出したトレーダーが、全体の6割以上を占めるという結果に。
一方、100万円以上の利益を得たと回答したトレーダーは、全体の7.5%だけです。
FXで資産を減らしているトレーダーも多い
さらに、OANDA証券の「口座資産評価額の変化率の分布」によると、口座資産が増えたアカウントは36%に過ぎません。
64%のアカウントは、資産額を減らしています。
さらに、FXを始めて1年以内には、ほぼ7割のアカウントが取引をやめているという事実も。
専業トレーダーとして生計を立てることは難しいと言えます。
関連記事:【損失あり】メキシコペソでスワップ積立投資|運用方法・実績・メリット・デメリットをブログで公開
初心者がFXの専業トレーダーになるまでの道筋
FXの専業トレーダーになるのは難しいですが、FX会社の口座があれば、誰でもなれる可能性があります。
資格も必要ありません。
初心者がFXの専業トレーダーになるまでの道のりを見ていきましょう。
- FXの勉強からスタートする
- 会社で働きながらFXを始める
- 専業トレーダーになる
①FXの勉強からスタートする
FX専業トレーダーになる前の準備として、収益を安定させるための知識を身につけることが大切です。
無計画にスタートすると、ハイリスクな取引に気づかず、大きな損害を受ける可能性があります。
特に、専門的な用語や分析の手段、取引対象となる通貨ペアなどの情報を知ることは欠かせません。
これらの知識がないと、自分がどんな取引を行っているのかを理解することは難しいでしょう。
FXの勉強方法は、デモトレードがおすすめです。
デモトレードとは、実際の市場環境を模した仮想のシステムで、実際のお金を使わずに取引の体験ができます。
リアルタイムで市場動向とリンクしているため、リスクなしで実践経験を積むことができ、利用に口座開設や料金も必要ありません。
人気のDMM FXではデモトレードを利用できるので、試してみてください。
また、セミナーで勉強する方法もあります。
②会社で働きながらFXを始める
もし今あなたが働いている会社があるなら、まずはそのまま勤務しつつ、FXを副業として始めてみましょう。
もしトレードで失敗しても、生計を立てるための収入は確保しているわけですから、心に余裕をもって取引に臨むことができますね。

- 取引ルールを定めずにトレードを始めてしまう
- レバレッジを高く設定しすぎる
- 損切りができない
まずは副業として、自分なりの取引ルールや手法を見つけ出すことが、成功につながる道筋になると言えるでしょう。
③専業トレーダーになる
毎月安定した利益を出せるようになり、十分な資金余裕と貯金があるなら、専業トレーダーにステップアップすることを考えてみてもいいでしょう。
専業トレーダーになっていいかどうかの具体的な判断基準は、以下の通りです。
- 利益が現在の給与の2倍出ている
- 資金が最低でも300万円以上ある
- 投資資金とは別に、1〜2年分の貯蓄がある
※一般的には1,000万円ほどの年収があると望ましいとされています。
ただし、専業トレーダーとなるとストレスも大きくなります。
FX取引に伴うリスクやストレスを感じているのであれば、利益は出ていたとしても、副業のままでいることも一つの選択肢です。
FX専業トレーダーになるかどうかは、慎重に決断することをおすすめします。
関連記事:【ループイフダン成績】ブログ公開|30万円で月利1%超で運用中!
FX専業トレーダーに向いているのはどんな人?
FX専業トレーダーに向いているのは、慎重に物事を見極めながらも、大胆に行動できる人です。
為替相場は刻一刻と変化しているので、素早く判断できる力が必要となります。
また、FXでは大きな金額を動かすため、思い切って行動できる力も必要です。
慎重さと大胆さを兼ね備えた性格でなければ、スキャルピングやデイトレードで成功するのは難しいといえます。
関連記事:【ブログで比較検証】FX自動売買は稼げる?稼げない?初心者はループイフダンでOK!
FX専業トレーダーを目指しても失敗する人の特徴
次の条件に当てはまる人は、FX専業トレーダーを目指しても、失敗する可能性が高いでしょう。
- 資金が不足している人
- 経験が不足している人
- 感情の起伏が激しい人
- メンタルが不安定な人
資金が不足している人
専業トレーダーになるには、充分な余剰資金がなければなりません。
大きな損失を出したときに、すぐにトレードを止めなければならない状況に陥るのを避けるためです。
たとえばあなたが200万円の元手でトレードを始めて、もし180万円の損失を出したら、残りの20万円で生活費を稼ぐのは難しいでしょう。

経験が不足している人
FXでよくある失敗例として、「ビギナーズラックで成功した初心者が、自分にはFXの才能があると思い込み、充分な経験がないまま勢いで会社を辞めてしまう」というものがあります。
専業トレーダーとして生活していくためには、続けて利益を出せる能力が必要です。
資金を用意していたとしても、取引で繰り返し失敗すれば、すぐに廃業しなければならない状況に追い込まれるでしょう。
もちろん、専業トレーダーになってからFXについて学び始めるのは、以ての外です。
下記の記事では専業トレーダーを志した人の失敗例も紹介しているので、参考にしてください。
感情の起伏が激しい人
感情の起伏が激しい人は、専業トレーダーに向いていません。
専業トレーダーとして活動していくには、冷静な判断が不可欠です。
しかし取引の都度感情が介入しやすい人は、適切な売買のタイミングを見失ったり、当初の計画を放棄したりする可能性が高まります。
メンタルが不安定な人
トレードでの損失は避けられないものです。
しかし、メンタルが不安定な人は、損失に直面したときに過度にショックを受けることがあります。
これが続くと、精神的なダメージが蓄積し、鬱症状などのリスクも高まる恐れがあるでしょう。
専業トレーダーとして成功するためには、感情の波をうまくコントロールし、失敗時の対策や冷静な判断を保つスキルの習得が不可欠となります。
おすすめのFX会社3選
専業トレーダーになるための第一歩は、FX会社で口座開設をすることです。
FX口座を持っていないと、FXは始められません。
ここではおすすめのFX会社を3つご紹介します。
100円から始められる「MATSUI FX」
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 121,155口座 |
取引単位 | 1通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | トルコリラ/円:28円/日 メキシコペソ/円:220円/日 南アフリカランド/円:110円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 20通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短即日 |
サポート | 月~金7:00-24:00 |
松井証券のMATSUI FXの特徴は、次の通りです。
- 1通貨単位の取引ができる
- スプレッドが狭い
- レバレッジが低い
- 取引ツールが充実している
- サポートが充実している
MATSUI FXは、1通貨単位から取引ができるため、レバレッジをかけなくても100円程度の少額からFXを始めることができます。
1通貨単位から取引できるFX会社は、他にほとんどありません。
リスクをおさえて少額からスタートしたい初心者には、かなりおすすめできるFX会社です。
また、スプレッドが狭いため、コストを抑えて取引することができます。
\100円から取引できる!/
関連記事:松井証券FXの評判・口コミを調査!100円から少額投資できて初心者におすすめ
最短1時間で始められる「DMM FX」
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 80万口座以上 |
取引単位 | 10,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 米ドル/円:24円/日 メキシコペソ/円:24円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 21通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短当日 |
DMM.com証券のDMM FXの特徴は、次の通りです。
- 最短1時間で始められる
- 口座数が多く人気
- スプレッドが狭い
- 取引ツールが充実している
- 取引応援ポイントサービスがある
- LINEで問い合わせができる
DMM FXは、最短1時間でスピーディに口座開設できる点が特徴的です。
また、取引応援ポイントサービスがあり、取引するほどポイントランクが上がっていきます。
1,000ポイント以上貯まると、キャッシュバックを受けることが可能です。
また、LINEで問い合わせができるため、いつでもどこでも気軽に相談できます。
\最大200,000円キャッシュバック!/
関連記事:DMM FXのデモ取引は登録不要?始め方・使い方を初心者向けに解説
LIGHT FX
総合評価 | |
---|---|
口座数 | 4万口座以上 |
取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
スワップポイント | 南アランド/円:91円/日 メキシコペソ/円:81円/日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 英ポンド/円:0.9銭 |
取り扱い通貨ペア数 | 34通貨ペア |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌日 |
トレイダーズ証券が提供する「LIGHT FX」は、2018年10月にスタートした新しいFXサービスです。
すでに「みんなのFX」というサービスも提供していた同社が、さらに多様な投資家の要望に答える形でLIGHT FXを開始しました。
- 狭いスプレッド
- 高いスワップポイント
- 独自の売買情報も提供
- 高機能なTrading Viewが使える
- 34種類の通貨ペアを扱っている
LIGHT FXの最大の特徴は、狭いスプレッドと高いスワップポイントを持っている点です。
これにより、多様な投資家のニーズに対応することができます。
さらに、LIGHT FXでは、通常のファンダメンタルズやテクニカルに加えて、独自の売買情報も提供されています。
取引は1,000通貨から可能で、34の通貨ペアを扱っており、高機能ツールやTrading Viewも使用することができるのが魅力的です。
\無料ではじめる!/
関連記事:【評判・口コミ】ライトFX(LIGFT FX)のメリット・デメリットを解説!トレイダーズ証券のFX
専業トレーダーに関するよくある質問
専業トレーダーに関する、よくある質問に回答します。
- 専業トレーダーとは?
- 初心者がFX専業トレーダーになるための時間やタイミングは?
- FX専業トレーダーはつらい?
- FX専業トレーダーはやめとけと言われるのはなぜ?
- FX以外の投資でも専業トレーダーになれる?
Q.専業トレーダーとは?
専業トレーダーとは、FXや株の取引で得た利益だけで生活している人たちのことです。
中には総資産額が数億円と言われる専業トレーダーもいます。
Q.初心者がFX専業トレーダーになるための時間やタイミングは?
FXを始めると、どのくらいの年数で専業トレーダーになれるのか、気になる方も多いと思います。
全ての人に当てはまる答えはありませんが、たとえ勝っていても、3年未満の方には専業トレーダーへの転身はおすすめしません。
短期間で大きな金額を稼ぐより、長い期間で安定的に利益を増やしていく能力が大切です。
その観点から言うと、4~5年経った時点で自分の給料を大きく上回る利益を出せているなら、それが専業トレーダーになる一つの目安となるでしょう。
Q.FX専業トレーダーはつらい?
FXの専業トレーダーとしての生活は一見魅力的に思えるかもしれませんが、実際には多くのハードルやプレッシャーが存在します。
収入の不安定さは、専業トレーダーの大きな悩みのひとつです。
順調な時とは裏腹に損失が続くと、資産を大きく減少させるリスクがあります。
また、確定申告は避けて通れない道であり、手間や税金の問題も考慮する必要があるでしょう。
さらに専業トレーダーは無職と見なされることが多く、これが大きな心理的プレッシャーとなります。
特に大きな損失を経験した場合、トレーダーとしてのキャリアを終えることを考えざるを得ないことも。
そして、この仕事は基本的に一人で行うものなので、孤独感やストレスを感じやすいのも事実です。
専業トレーダーは、継続的な努力と、メンタルの強さが求められる職業であることを理解しましょう。
Q.FX専業トレーダーはやめとけと言われるのはなぜ?
「FX専業トレーダーはやめとけ」という意見が存在する理由は、次の通りです。
- トレーディングの厳しい現実
- 「FXはギャンブルに近く、安定して稼げる方法ではない」というイメージを持っている人が多い
- 充分な資産やスキルがないまま会社をやめてしまい、失敗する人もいる
- FXで大失敗すると借金を背負い、再起不能な状況まで追い込まれることがある
- 今までのキャリアを捨てることになる
上記のような多くの要素から、「FX専業トレーダーになっても失敗するかも…」という不安が、トレーダーの心を圧迫します。
FX専業トレーダーになるのをためらう人が多いのも、無理はないと言えるでしょう。
Q.FX以外の投資でも専業トレーダーになれる?
なれます。
FX以外では、株式取引がメジャーです。
他にも商品先物取引や、差金決済取引(CFD)、株価指数先物取引などでデイトレードが行なわれます。
ただし専業トレーダーになるのは、決して簡単ではありません。
勉強する覚悟や大きな取引をする決断力が必要です。
まとめ~FX専業トレーダーの年収の目安は1,000万円~
FX専業トレーダーになるためには、年収として最低でも現在の倍は稼げることが必要だと言われています。
目安としては、年収で1,000万円ほど稼げていることが望ましいです。
ただし取引に使う余剰資金が、少なくとも300万円以上は必要となります。
いざというときに生活費をカバーするための、1〜2年分の貯蓄も必要です。
これらが整った上で、FXでの取引が自身の生活を支える唯一の収入源となることを考慮し、専業トレーダーになるか否かを決定しましょう。

また、FX取引のスキルや知識を身につけるためには、デモトレードを活用したり、セミナーへ参加したりすることが推奨されます。
専業トレーダーになるためには時間がかかりますが、それぞれのペースでコツコツと経験を積み上げてくださいね。
コメント