この記事では、株の情報収集におすすめのサイト・ツール・アプリを11選をご紹介。
日経新聞と四季報が無料で読める証券会社についても解説します。
株式投資の成功には、適切な情報収集が欠かせません。
新鮮で正確な情報に基づく投資判断は、その先にあるリターンの可能性を引き立てます。
しかし、投資情報は海のように広大で、それぞれの情報源には利点と欠点があります。
それでは、どの情報源をどのように活用すればいいのでしょうか?
また、日経新聞や四季報といった信頼性の高い情報を、無料で手に入れる方法はあるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。

関連記事:株チャートおすすめ18選!無料で多角的な分析ができる証券会社を比較
株の情報収集のやり方
株式投資への参加において、情報収集は不可欠なプロセスとなります。
その主な手段は、インターネットとそれ以外の情報媒体の二つに大別されます。
①インターネット
まず、手軽な方法はインターネットです。
最新の情報が手に入りやすく、また、地理的な制約なく世界中の情報に触れることが可能。
スマートフォンの普及により、外出先からでも気軽にアクセスができます。
その一方で、情報量の多さにより適切な情報を探すことが困難な場合や、情報源の信憑性を判断することが難しい場合があります。
したがってインターネットで得た情報を無批判に受け入れず、情報源を確認したり、他の情報と照らし合わせるなどして、情報を適切に活用することが重要です。
②インターネット以外の情報媒体
次に、インターネット以外の情報媒体について解説します。
具体的には株式投資に関する書籍や雑誌、会社四季報、経済新聞などです。
これらの媒体から得られる情報の出所は明確であり、信頼性が高いといえます。
ただし、情報はリアルタイムに更新されず、購入に費用がかかることが多いため、その点には注意が必要です。
関連記事:株式投資におすすめの無料スマホアプリ7選!初心者向けの選び方も解説
株の情報収集におすすめのサイト・ツール・アプリ11選
株式投資において、情報は極めて重要な要素です。
ここでは、株の情報収集におすすめのサービス11選をご紹介します。
日本経済新聞 | 株価に影響を及ぼす可能性のある多角的な情報を収集できる |
---|---|
会社四季報 | 全上場企業の基本情報、過去から未来の業績予想を掲載 |
会社四季報オンライン | 業績予想や独自記事を読める |
Yahoo!ファイナンス | リアルタイム株価や独自記事を掲載 |
株マップ.com | 銘柄探しができる |
トレーダーズ・ウェブ | 各種スケジュールや最新ニュースを確認できる |
TDnet | 上場企業の経営状況や財務状況を掲載 |
証券会社のサイト | 銘柄の基本情報、独自の市場解析、専門家のレポート、無料セミナーなどを提供 |
経済レポート情報 | インターネットで無料公開されている経済レポートを検索できる |
ブログ・YouTube・Twitter | 他の投資家の意見や最新情報を入手できる |
①日本経済新聞
株式投資の情報収集ができるサービスの中でも、日経新聞は、多くの投資家にとって信頼性と実用性の高い情報源となっています。
日経新聞は、日本のビジネスと経済に特化した報道を行っている新聞です。
その中には業界動向、マクロ経済の動きなど、株価に影響を及ぼす可能性のある多角的な情報が含まれています。
また日経新聞には長い歴史があり、高い信頼性を誇っているのも特徴。
投資家は偏った情報ではなく、公平で信頼性の高い情報を得ることができるといえるでしょう。
さらに朝刊・夕刊がある新聞という性質上、日経新聞では新しい情報がすぐに報道されます。
投資家は最新の動向を把握し、タイムリーな投資決定を下すのに役立てることができますよ。
「日経電子版」と「日経テレコン」の違い
「日経電子版」と「日経テレコン」は、ともに日本経済新聞をインターネットで閲覧するためのサービスですが、提供している内容が異なります。
「日経電子版」は、新たな経済ニュースを伝えることに特化したサービスです。
日経新聞の最新記事が掲載され、30日分のバックナンバーを収録しています。
さらに、過去3ヶ月間のニュースも検索可能です。
それに対して、「日経テレコン」は、広範な記事データベースサービスを提供しています。
日経新聞はもちろんのこと、ビジネス誌や専門紙など、日経新聞以外のメディアもカバーしているのです。
この範囲は、日本経済新聞だけでなく、全国紙各紙や140以上の主要紙を含みます。
さらに、日経テレコンでは過去30年分の記事を検索することができ、日経新聞の記事についてはなんと1949年からのデータを提供。
しかしながら、「日経テレコン」は高価なサービスです。
主に企業契約を想定しており、特定の情報を必要とするプロフェッショナル向けのサービスと言えます。

②会社四季報
株の情報収集における信頼性の高い手段として、会社四季報は広く認知されています。
会社四季報は、上場企業約4000社の業績や予想を一手に取材・分析し、まとめて掲載している企業情報誌です。
投資家の間で「投資のバイブル」とも称されています。
会社四季報の特長
会社四季報の特長は、その取り扱う企業の幅広さにあります。
大型企業だけでなく、中小型企業も網羅しており、全上場企業の基本情報、過去から未来の業績予想(2期分)を掲載しているのです。
これは中小型株に興味がある投資家にとって、貴重な情報源となります。

投資家は常に最新のチャートや業績情報を元に、投資判断を行うことができます。
会社四季報が愛される理由

証券会社が提供する情報や他の投資情報サービスも近年、見やすさや理解しやすさを追求し、高度に進化しています。
業績の経年変化や予想のグラフ表示、複数のアナリストによる判断の平均値(コンセンサス)の表示など、様々な視点から情報を得られるようになっています。
しかし、多くの情報サービスはメジャーな企業に限定され、中小型株の情報は少ないのが現状です。
しかし会社四季報なら、上場している全社をカバーしています。
幅広い情報を求める投資家にとって、会社四季報は重要な情報源となり得るのです。

③会社四季報オンライン
会社四季報には、「会社四季報オンライン」という、紙版の「会社四季報」を補完するWEBサービスもあります。
ニュース速報や株式ランキングなどを誰でも無料で閲覧できるサイトですが、無料版では企業に関するデータを閲覧できません。
つまり会社四季報オンラインにアクセスしても、無料版だと、冊子版の会社四季報の代わりとして使うのは難しいということです。
有料会員になれば、冊子版の情報だけでなく、「速報! サプライズ銘柄」の早期配信や業績予想の週次更新、さまざまなランキング記事や独自記事の閲覧ができます。
- 無料版
- 有料版のベーシックプラン(月額税込1100)
- 有料版のプレミアムプラン(月額税込5500円)

④Yahoo!ファイナンス
株価情報の取得において、広く利用されているサービス「Yahoo!ファイナンス」。
投資家の間で非常に知名度が高いプラットフォームです!
東証、福証、札証の株価がリアルタイムで、その他の市場情報が最大で20分遅れで提供されます。
特筆すべきは、無料で利用できるにもかかわらず、情報の質と量が豊富であることです。
トップページの「ヘッドライン」から、最新ニュースを手軽にチェックすることができます。

有料会員になるメリット
更に情報の幅を広げたい方には、有料サービス「Yahoo!ファイナンス VIP倶楽部」(月額税込2,178円)もおすすめです。
会員になると、独自のニュースへのアクセスが可能になります。
また、テレビ東京の経済ニュース番組がいつでも視聴できるようになるほか、日本株・ETF・REITといった時系列データのダウンロード機能も提供されています。
通勤時間など、移動中でもスマートフォンから利用可能なので、情報収集を効率的に行うことができますね。

⑤株マップ.com
「株マップ.com」は、知名度が高い投資総合情報サイトです。
クォンツ・リサーチ株式会社が提供しています。
このサイトでは、「探す」「分析する」「管理する」という3つのステップを踏むことで、自身の投資手法や好みに適した銘柄を探すことが可能です。
多岐にわたる銘柄ランキングを提供しており、「ランキング指標」や「スクリーニング機能」の活用によって、投資先の選定に有効な情報が得られます。
さらに、シミュレーション取引も可能です。

⑥トレーダーズ・ウェブ
「トレーダーズ・ウェブ」は、個人投資家の間で広く認知されている株情報サイトです。
その特長は何と言っても、その豊富なコンテンツ提供にあります。
このサイトでは、リアルタイムでの市場情報やニュースを提供しており、投資家が必要とする情報をタイムリーに手に入れることができます。
また、決算スケジュールやIPOスケジュールを閲覧することも可能。
新たな投資の機会を見つけるのにも役立ちますね。
さらに「トレーダーズ・ウェブ」では、銘柄スクリーニング機能も取り扱っています。
これらの情報は、投資のタイミングを見極めたり、銘柄選びをする上で非常に有益なものとなるでしょう。
⑦TDnet
TDnetは、東京証券取引所が管理し、上場企業が重要な情報を公開するためのプラットフォームです。

リアルタイムで企業から生の情報を得ることが可能です。
具体的には、経営状況や財務状況、業績動向などについて、開示日から31日間(土日含む)閲覧できます。
具体的な情報を必要とする投資家にとって、有益な情報収集ツールとなり得るでしょう。
ただし市場全体の動きや専門家の分析などは、TDnetでは提供されません。
このため、投資の判断をする際は、別の情報源も併用することをおすすめします。
⑧証券会社のサイト
証券会社のウェブサイトは、株式投資に必要な情報収集のための基本的なツールです。
その証券会社の口座を持っていないと、情報を閲覧できない場合も多いですが、積極的に活用しましょう。
以下、その活用方法について詳しく紹介します。
基本的な情報を広く入手できる
まず、一般的に証券会社のサイトは、株価や企業の基本情報、決算報告など、最も基本的な情報を提供しています。
リアルタイムの株価情報は、投資のタイミングを見極める上で必要不可欠です。
また、企業の基本情報や決算報告を閲覧することで、その企業の経済状態を理解し、投資判断を行うことができます。
独自の市場解析や専門家のレポートを閲覧できる
次に、証券会社のウェブサイトは、独自の市場解析や専門家のレポートも提供していることが多いです。
これらの情報は、個々の企業だけでなく市場全体の動向を把握し、長期的な投資戦略を立てるのに役立ちます。
セミナーに無料で参加できる
最後に、多くの証券会社では、顧客へのサービスとして無料セミナーを開催しています。
ウェブセミナーなら、自宅から参加できるので、ハードルが低いですね。
これらのイベントでは、市場のトレンド、投資戦略など、様々なテーマについて専門家の意見を聞くことができます。

⑨経済レポート情報
「経済レポート情報」は、インターネットで無料公開されている経済レポートが、約50万も登録されているサイトです。
知りたい情報に関する経済レポートを検索できます。
「特定コンテンツについて深く知りたい」「経済動向を知りたい」というときにおすすめのサイトです。
⑩投資雑誌
投資雑誌は、株式市場や企業の最新情報を提供するだけでなく、専門家の分析や予測、戦略などを詳細に掲載しています。
そのため、市場全体の動向を理解し、新たな投資機会を見つけるために大いに役立ちます。
また、雑誌では長期的な視点で情報が掲載されるため、短期的な市場の揺れ動きから目を逸らし、堅実な投資戦略を考えるのにおすすめです。
さらに特集記事やインタビューを通じて、成功した投資家の考え方や手法を学ぶことができます。
これらの知見は、自身の投資活動における深い洞察や、新たな視点を提供してくれるでしょう。
⑪ブログ・YouTube・Twitter
ブログ・YouTube・Twitterでは、億を稼いだプロの投資家や、専門家の意見に触れることができます。
ブログ
ブログは専業投資家や個人投資家が、自身の見解や分析、取引の結果を掲載するためのプラットフォームです。
彼らの経験や知識を直接学び、投資戦略の参考にできます。
また、リアルタイムでなくとも、彼らの考え方の進化や投資の結果が時間を経てどのように変化したかを追うことができるのも特徴です。
関連記事:株主優待ブログのおすすめ10選!達人や主婦から学ぶ優待生活テクニック
関連記事:米国株ブログおすすめ10選!サラリーマン投資家や有名投資家から学ぼう
YouTube
次にYouTubeです。
投資関連のチャンネルでは、市場の動向や投資戦略、特定の銘柄分析など、視覚的に理解しやすい形で情報が提供されます。
映像と音声を用いた情報伝達は、読むことのみに頼るよりも理解を深めやすいことがありますよ。
関連記事:株式投資が動画で学べるおすすめYouTuber10選!【初心者向け・登録者数が多い】
最後にTwitterです。
Twitterを活用すると、リアルタイムでの市場動向や、投資家たちの意見をキャッチすることができます。
また、株式投資のプロのアカウントをフォローすることで、即時性と専門性を兼ね備えた情報を手に入れることが可能です。
他の投資家と交流を持つこともでき、株式投資のモチベーションに繋がりやすいでしょう。
日経新聞が無料で読める証券会社
総合評価 | |
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コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,634件 |
株式以外 | FX CFD ETF 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短2営業日後 |
特徴 | 手数料が安い! 取扱商品が豊富! 初心者にも使いやすい! |
日経新聞が無料で読める証券会社は、楽天証券です。
パソコン向け取引ツールの「マーケットスピード」もしくは「マーケットスピードⅡ」、スマホ向け取引アプリの「iSPEED」から、ログイン後に読めますよ。
また日本経済新聞の朝刊および夕刊だけではなく、下記のような他のコンテンツも、無料で閲覧可能です。
- 日経産業新聞
- 日経MJ(流通新聞)
- 日経プラスワン
- 日経地方経済面
- 日経速報ニュース
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関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説
料金を有料版と比較
楽天証券で日経新聞を無料閲覧する場合、有料版の日経新聞と比較して、こんなにお得です!
媒体 | 楽天証券版日経テレコン | 有料版日経テレコン | 日経新聞電子版 | 紙の日経新聞 |
---|---|---|---|---|
契約料 | 0円 | 17,600円 | 0円 | 0円 |
月額 | 0円 | 8,800円+情報利用料5円~ | 4,277円 | 4,900円 |
年額 | 0円 | 105,600円(月額利用料のみ) | 51,324円 | 58,800円 |
新聞記事検索 | 過去1年 | 過去30年以上 | 過去3ヵ月 | - |
日経新聞のほかにも、500超のメディア、計140以上の国内主要紙を閲覧できるサービス。
通常、日経新聞電子版は月額4,277円の利用料金が発生しますが、楽天証券の顧客は無料で閲覧することが可能です。
このサービスを年間に換算すると、投資家は約50,000円以上の節約を達成できます。
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他の広範な経済情報を手早く入手したい投資家にとって、大きなメリットです。
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ただし、楽天証券で提供される日経テレコンのコンテンツには、一部制限があります。
つまり、楽天証券で提供される日経テレコンは、通常の有料版日経テレコンを完全に置き換えるものではないということです。
- 通常の日経テレコンと読める記事が異なる
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下記の記事も参考にしてください。
関連記事:楽天証券の日経新聞を無料で読む方法は?有料版との違いやデメリットを解説
四季報が無料で読める証券会社
証券会社の多くは、口座開設者に対して無料で会社四季報の情報を提供しており、一部の企業ではスマホアプリで四季報を読むことが可能です。
「企業概要」「財務状況」「資本異動」等、冊子版の情報の大部分を閲覧できます。
さらに一部の証券会社では、「会社四季報オンライン」の有料版の一部サービスも利用可能です。
たとえば四季報発売前の企業情報を提供する「四季報速報」は、大和証券や楽天証券などの口座保有者なら、無料でチェックできます。
証券会社 | 情報更新 | 情報・機能 | おすすめポイント |
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楽天証券 | 四半期ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:○ | 「四季報速報」が読める。 |
auカブコム証券 | 決算情報 随時更新 | 企業概要:△ 業績・業務:△ 資本移動:× スマホアプリ:○ | 「カブステーション」で、四季報記事内のキーワード検索ができる。 |
GMOクリック証券 | 四半期ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:× | アプリで四季報は見られない。 過去の企業業績一覧はチェック可能。 |
マネックス証券 | 四半期ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:× | 企業概要、財務状況、資本移動など全情報が見やすくまとまっている。 ただしアプリでは見られない。 |
SBI証券 | 四半期ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:○ | 「SBI証券 株アプリ」で、全情報を読める。 |
SMBC日興証券 | 四半期ごと、週ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:○ | 通常の四季報情報だけでなく、「会社四季報最新銘柄レポート」を毎週更新。 過去の最新情報に加え、前回の四季報のコメントも掲載。 スマホアプリ対応。 |
大和証券 | 四半期ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:× | 「四季報速報」が読める。 |
岡三オンライン証券 | 四半期ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:○ | 「岡三アプリ」で、企業概要、業績・業務、資本移動の情報を見れる。 「会社四季報オンライン」にログインすると、最新情報が閲覧可能。 |
松井証券 | 四半期ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:○ | 過去の四季報情報を検索できる。 アプリからも情報閲覧が可能。 |
ライブスター証券 | 四半期ごと | 企業概要:○ 業績・業務:○ 資本移動:○ スマホアプリ:× | 会社四季報の情報が手に入る。 ただしスマホアプリはなし。 |

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※△の情報は簡易版を掲載。
株の情報収集が大切な2つの理由
株式投資に取り組む際、情報収集は極めて重要な役割を果たします。
その背後にある理由は、主に二つです。
- 将来を的確に予測するため
- 投資スキルを鍛えるため
①将来を的確に予測するため
第一に、より精確な相場予測を行うためです。
投資家の多くは、投資対象企業の未来の成長を期待し、その実現に賭けます。
しかし、対象企業が果たして未来において成長を遂げるのか否かは、未来の予知ができない限り確定的には誰にもわかりません。
そこで役立つのが情報収集です。
対象企業の業績、業界動向、国内経済状況、さらには世界経済と、幅広い角度からの情報を得ることで、その企業の未来を予測します。
絶対的な予測は困難ですが、得られた情報を基に分析を進めることで、予測の精度は高まるでしょう。
投資スキルを鍛えるため
第二に、投資スキルを鍛えるためのツールとして情報収集が重要です。
情報を基に分析し、予測を立てて投資を行っても、常に成功するとは限りません。
予想が外れ、投資が失敗することもあります。
しかし、そこで大切なのが、結果に対する振り返りと学びです。
失敗や成功の理由を、収集した情報と照らし合わせて分析し、次回の投資に生かします。
このサイクルを繰り返すことで、徐々に投資スキルが向上し、より的確な投資判断が可能になるのです。
関連記事:【初心者向け】株式投資おすすめの勉強方法6選!身につけるべき基礎知識も解説
まとめ~おすすめのサイト・ツール・アプリを情報収集に活用~
株の情報収集には、多様なサイト、ツール、アプリを利用することがおすすめです。
その中でも特に重要なのが、日経新聞と四季報をはじめとする信頼性の高い情報源へのアクセス。
証券会社のウェブサイトは、リアルタイムの株価情報や各種統計データ、アナリストのレポートなど、投資判断の参考になる情報を提供しています。
また、投資雑誌は業界の動向や投資戦略などの情報を得るのに役立ちますよ。
ブログやYouTube、TwitterなどのSNSも、最新ニュースや投資戦略についての情報を得る手段として利用できますが、情報の真偽を確認することが重要です。
さらに、多くの証券会社は口座開設者向けに無料で会社四季報の情報を提供しており、一部ではスマホアプリで四季報が読めるサービスも展開しています。
大和証券や楽天証券などは「四季報速報」サービスも無料で利用できるため、リアルタイムの企業情報を得ることができます。
情報収集の方法は、自分の投資スタイルや情報へのアクセス環境により適したものを選び、情報の信頼性と利便性を重視しながら、最適な投資判断を行うために活用しましょう。
関連記事:割安株が見つかる「ファンダメンタルズ分析」とは?やり方とおすすめツールを紹介!
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