現金を使わずに、dポイントで投資ができる「dポイント投資」。
「dポイント投資に興味があるけど、どんなサービスなのかよく分からない」という人も少なくないでしょう。
そこで、dポイント投資のメリット・デメリットや、始め方を解説します。
口コミでの評判や、dポイント投資で使える裏ワザもまとめました。
また、dポイント投資ができる証券会社もご紹介しています。
ぜひ最後まで目を通してくださいね。

関連記事:ポイント投資は意味ない?おすすめ証券会社6選を紹介!
dポイント投資とは
dポイント投資とは、現金の代わりにNTTドコモが提供する「dポイント」を使って投資ができるサービスです。
現金を失うリスクがないので、初心者でも投資にチャレンジしやすい点が魅力。
ドコモと契約していなくても、「dアカウント」があれば、dポイント投資公式サイトにログインすることで始められます。
dアカウントは誰でも作成可能です。
関連記事:【初心者必見】おすすめ不労所得10種類!稼ぐコツと注意点をわかりやすく解説
dポイント投資の7つのメリット
dポイント投資のメリットをご紹介します。
- 自分で考える必要がない!ほったらかし投資ができる
- 選べる2つの運用方法
- 口座開設なしで始められる
- 現金を使う必要がない
- 手数料がかからない
- 必要なポイントは100ポイントのみ
- 運用ポイントは1ポイント単位でdポイントに交換できる
①自分で考える必要がない!ほったらかし投資ができる
投資に興味はあっても、「どの銘柄を、いつ買うか」「どんな方法で投資すればよいか」などを自分で考えて、安定的に利益を上げるのは難しいですよね。
dポイント投資公式サイトでのdポイント投資なら、プロが自動で運用してくれます。
自分で銘柄や売買のタイミングを考える必要はありません。
忙しい人でも、手間をかけずにほったらかしで運用できます。
関連記事:ほったらかし投資とは?失敗する可能性は?初心者にも本当におすすめの方法を厳選
②選べる2つの運用方法
dポイント投資では、選べる2つの運用方法があります。
- おまかせ運用
- テーマ運用
どちらの運用方法でも、ほったらかし投資が可能です。
おまかせ運用とテーマ運用は、同時におこなえます。
どちらにするか決められない人は、両方選んでみてもいいでしょう。
おまかせ運用とは?2種類のコースがある
おまかせ運用では、あなたのリスク許容度に応じた運用ができます。
「アクティブコース」と「バランスコース」の2つに分かれているのが特徴です。
「アクティブコース」では、比較的ハイリスク・ハイリターンな投資方法である「株」に大きく比重を置き、積極的な運用をおこないます。
バランスコースよりリスクは高めですが、ポイント投資でしっかり利益を上げたい人におすすめのコースです。
一方「バランスコース」は、ローリスク・ローリターンな投資対象である「債券」に比重を置いています。
狙える利益は少ないですが、可能な限りリスクを抑えて運用したい人におすすめです。
テーマ運用とは?
テーマ運用とは、分野を決めて投資する方法です。
- 米国大型株
- 金(ゴールド)
- 日経平均株価(日経225)
- 新興国
- コミュニケーション
- 生活必需品
- ヘルスケア
- クリーン・エネルギー
投資したい特定の分野がある人におすすめとなっています。
③口座開設なしで始められる
通常、投資を始めるには、証券会社や銀行で口座開設する必要があります。

しかし金融機関での口座開設には、本人確認等の手続きが必要です。
「始める前のステップが面倒で、投資に興味はあるけどなかなか始められない」という人もいるでしょう。
dポイント投資公式サイトでdポイント投資を始める方法なら、口座開設は必要ありません。
dアカウントの作成は必要ですが、メールアドレスや携帯電話番号を登録するだけでOKです。
面倒な手続きが嫌いな人でも、投資を始めるハードルが低くなっています。
④現金を使う必要がない
dポイント投資では、現金を一切使わずに、100%ポイントだけで投資ができます。
「ポイントと現金を組み合わせなければならない」というルールはありません。
投資である以上、損をする可能性もありますが、その場合失うのはポイントだけです。
大きなリスクは取りたくない人でも、チャレンジしやすいですね。

⑤必要なポイントは100ポイントのみ
dポイント投資では、100ポイント単位での運用です。
最低100ポイントあれば、dポイント投資を始められます。
たくさんdポイントを持っていない人でも、少ないポイントでチャレンジ可能です。
⑥運用ポイントは1ポイント単位でdポイントに交換できる
投資に使うdポイントは、いったん「運用ポイント」に交換する必要があります。
運用ポイントは、1ポイント=1dポイントとして、いつでもdポイントに交換可能です。
「いったん運用ポイントに交換したら、dポイントに戻せない」という規則はありません。

⑦手数料がかからない
手数料がかからないのも、dポイント投資の魅力です。
証券会社の株取引では、取引金額に応じた手数料がかかります。
しかしdポイント投資公式サイトで投資する場合、手数料は無料です。
投資の利益が少なくても、手数料が利益を上回ってしまう「手数料負け」の心配がありません。
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dポイント投資の4つのデメリット
メリットが多いdポイント投資ですが、デメリットもあります。
- dポイントが減ってしまうリスクもある
- dポイントは現金化できない
- 用途が限定されているdポイントは投資に使えない
- たくさん稼ぐのは難しい
①dポイントが減ってしまうリスクもある
dポイント投資は投資である以上、損をする可能性もあります。
「ポイントを増やそうと思って始めたのに、最初よりポイントが減ってしまった」なんて事態に陥る場合も。
dポイント投資で運用するのはポイントなので、現金が減るよりはダメージが少ないですが、dポイントは買い物の支払いやプリペイドカードのチャージなどにも利用可能です。
そのため、dポイント投資で損失が出る=資産が減ると考えることもできます。
できるだけdポイントを失いたくない人は、もし失ったとしても、許容できる範囲内のポイントで取り組むといいでしょう。
②dポイントは現金化できない
投資で貯めたdポイントは、ショッピングや各種料金の支払いに利用できます。
しかし、dポイントをそのまま現金と交換することはできません。
とはいえ、日興フロッギーでのdポイント投資なら、間接的にdポイントを現金化できます。
詳しくは裏ワザの項目で解説していますよ。
③用途が限定されているdポイントは投資に使えない
dポイントの中には、期間期限ポイントや、用途限定のポイントもあります。
このようなポイントは、dポイント投資に使えません。
保有しているdポイントの種類は、dポイントクラブ公式サイトや、dポイントクラブのアプリで確認できます。
④たくさん稼ぐのは難しい
残念ながら、dポイント投資で大きな利益を上げるのは、かなり難しいです。
投資では、投資する資金が多ければ多いほど、狙えるリターンも大きくなります。
たとえば100万円を1年間の利回り3%で運用できた場合、得られる利益は3万円です。
しかし投資したお金が10万円だった場合は3,000円、1万円だった場合は300円しか利益が出ません。
dポイント投資は最低100ポイントから始められますが、投資するポイントが少ないと、狙える利益も少なくなってしまいます。
50万ポイント、100万ポイントと用意できるなら話は別ですが、そこまでたくさんdポイントを保有している人は少ないでしょう。

dポイント投資はお小遣い稼ぎやdポイントの有効活用にはおすすめですが、本格的な資産形成には不向きです。
「老後資金を用意したい!」「投資で大きく利益を出したい!」という人は、証券会社で口座開設して、dポイントと現金を組み合わせた投資にチャレンジするのがおすすめですよ。
関連記事:ロボアドバイザーのおすすめ20選を徹底比較!運用手数料が安く好成績なのはどこ?
dポイント投資の評判・口コミ
「dポイント投資は本当に利益が出るの?」と気になりますよね。
dポイント投資の評判・口コミをご紹介します。
利用者の85%以上がプラスの運用成績
公式発表によると、利用者の85%以上・約5人のうち4人が、dポイント投資でプラスの運用成績※1になっています。
損をするリスクは、比較的低いといえるでしょう。
また、利用者の平均損益は+1,305pt※2です。
※1 2022年11月末時点の「おまかせ運用者」の合計損益から算出
※2 2022年11月末時点の「ポイント投資利用者」の運用損益から平均値を算出
「dポイントが思うように増えない」という意見も
一方で、「dポイントが思うように増えない」という意見もあります。
dポイント投資は、現金を使わないポイント投資である以上、まとまった元手を用意するのが難しいです。
つまり投資する資金が少ないため、ポイント増減の幅も小さく、「満足な成果が得られない」という口コミが見られました。
関連記事:不労所得を獲得するおすすめの方法ランキング!現実的で少額から始められる手段を厳選
dポイント投資の始め方
dポイント投資のやり方を、初心者向けにわかりやすく3ステップで解説します。
- dアカウントを作ってログインする
- 運用方法を選んで運用ポイントに交換する
- 増えた運用ポイントをdポイントとして受け取る
STEP1.dアカウントを作ってログインする
dポイント投資を始めるには、dアカウントが必要です。
dポイント投資の公式サイトでログイン画面を開くと、「dアカウントを発行する」というボタンがあるので、そちらから作成してください。
dアカウントの作成ができたら、dポイント投資の会員ページにログインします。
STEP2.運用方法を選んで運用ポイントに交換する
dポイントはそのままだと投資に使えないので、「運用ポイント」に交換します。
dポイント投資の会員ページにログインできたら、「ポイント追加」を選択してください。
運用したい方法を選択したうえで、交換したいポイント数を指定します。
- おまかせ運用(アクティブコースとバランスコース)
- テーマ運用
STEP3.増えた運用ポイントをdポイントとして受け取る
dポイント投資でポイントが増えたら、今度は運用ポイントをdポイントに交換します。
1ポイント単位で交換可能です。
このとき手数料をはじめとしたコストは発生しません。
関連記事:仮想通貨は本当に儲かる?稼げる仕組みや初心者におすすめの方法を解説
証券会社でもdポイント投資ができる
dポイント投資ができるのは、dポイント投資公式サイトだけではありません。
次の証券会社でも、dポイントを使って投資ができます。
- SMBC日興証券の「日興フロッギー+docomo」
- 大和コネクト証券
証券会社とdポイント公式サイトの違い
証券会社 | dポイント公式サイト | |
---|---|---|
投資方法 | 自分で投資する | 自分で投資対象を選ぶ必要はない |
手数料 | 一定金額内まで無料 | 完全無料 |
現金とポイントの組み合わせ | ○ | ✕ |
口座開設 | 必要 | 不要 |
証券会社でdポイント投資を始めるには、口座開設が必要です。
口座開設には本人確認書類の提出が必要なので、面倒だと感じる人も少なくないでしょう。
dポイント投資公式サイトで始める方法なら、口座開設が必要ない・手数料が完全無料といった、証券会社でのdポイント投資にはないメリットがあります。
ただし、dポイント投資公式サイトでは、現金とポイントを組み合わせて投資することができません。
dポイントのみの投資では、まとまった利益を得るのが難しいです。
本格的に資産形成を始めたいなら、dポイントと現金を組み合わせて投資できる証券会社を選ぶのがおすすめです。
一方100%dポイントでの投資は、「気軽に投資を体験したい」「リターンは少なくていいからリスクをおさえたい」という人におすすめとなっています。
SMBC日興証券「日興フロッギー+docomo」のdポイント投資
日興フロッギー+docomoとは、ドコモのdアカウントとSMBC日興証券の証券口座を連携させると、日興フロッギーでdポイント投資ができるようになるサービスです。
日興フロッギーとは、記事を読みながらその場で気になった株を購入できる、SMBC日興証券が提供しているサービスのこと。
投資対象は限定的ですが、株数ではなく金額を指定して買える、記事を読むだけでdポイントがたまるなどのメリットがあります。
日興フロッギーの詳しいメリットやデメリットは、こちらの記事で解説しているので、ぜひご一読ください。
関連記事:日興フロッギーの評判は?利用者のクチコミから分かるメリット・デメリット
日興フロッギー+docomoの始め方
日興フロッギー+docomoでdポイント投資を始めるには、SMBC日興証券の口座と、dアカウントが必要です。
- SMBC日興証券で口座を開設
- dアカウントとSMBC日興証券の証券口座を連携させる
大和コネクト証券のdポイント投資
大和コネクト証券では、dポイントを1ポイントから使えます。
dポイントだけで投資ができるほか、dポイントと現金の併用も可能です。
dポイント投資の対象となっている商品は、単元未満株・米国株・投資信託の3種類。
1株から気軽に投資を始められます。
初心者にもおすすめの証券会社です。
関連記事:仮想通貨の始め方!必要な資金や取引の流れを初心者向けにわかりやすく解説
本格的に投資を始めるならSBI証券を利用しよう
dポイント投資ができる日興フロッギー+docomoや大和コネクト証券は、取り扱っている商品が限定的です。
初心者でも投資にチャレンジしやすい点は魅力ですが、本格的に資産運用を始めたいなら、SBI証券の利用を検討しましょう。
SBI証券
総合評価 | |
---|---|
コスト | |
信頼性 | |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
投資信託 | 2,632件 |
株式以外 | 債券 FX CFD 金/銀/プラチナ 先物・オプション 保険 |
口座開設・取引までの日数 | 最短翌営業日 |
特徴 | 圧倒的口座数 100万円まで手数料0円 充実のサービス |
SBI証券とは、口座数業界1位を誇る、大人気のネット証券です。
2022年2月から、国内株式現物取引の手数料や投資信託の保有残高などに応じて、dポイントがもらえるサービスを開始しました。
dポイント投資はできませんが、投資信託や外国株式などの銘柄数が充実しています。
手数料の安さも人気の理由です。
口座は無料で開設できます。
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関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説
dポイント投資の裏ワザ
dポイント投資で使える、知っておきたい裏ワザをご紹介します。
- dポイントの有効期限を延長する
- 日興フロッギーで間接的にdポイントを現金化する
dポイントの有効期限を延長する
dポイントの有効期限は、4年間です。
ただしdポイント投資で運用ポイントに交換してしまえば、有効期限の経過はカウントされません。
dポイント投資は、dポイントの有効期限切れ防止対策としても活用できます!
証券会社で間接的にdポイントを現金化する
dポイントは現金と交換できません。
しかしdポイント投資ができる証券会社では、間接的にdポイントを現金化する裏ワザが使えます。
- dポイント投資ができる証券会社(SMBC日興証券など)で口座開設する。
- dポイントを使って、何らかの投資対象を購入する。たとえば株・ETFなど。
- dポイントで買った投資対象を売却する。
- 売却した際のお金は、ポイントではなく現金で手に入る。
関連記事:おすすめの投資相談窓口5選!信頼できる相談先の選び方【資産運用】
dポイント投資に関するよくある質問
dポイント投資に関する、よくある質問に回答します。
- dポイント投資で得た利益には税金がかかる?
- dポイント投資をすると確定申告が必要?
- dポイント投資のアプリはある?
- THEO+docomoや日興iDeCo for docomoでdポイント投資はできる?
- SBI証券でdポイント投資はできる?
Q.dポイント投資で得た利益には税金がかかる?
A.dポイントだけで投資をしているなら、税金はかかりません。ただし証券会社経由でdポイント投資をすると、税金がかかる場合もあります。
通常の投資では、運用益に対して20.315%の税金がかかります。
しかしdポイント投資公式サイトからdポイント投資をした場合、運用益に税金がかかりません。
ポイントのまま投資をして、利益もポイントで受け取るからです。

ただし証券会社のdポイント投資で、利益を現金として受け取ると、税金がかかります。
たとえばSMBC日興証券の日興フロッギーでは、dポイント投資の利益を現金として受け取れますが、税金がかかるので注意してください。
とはいえ投資の税金は、NISA口座を利用すれば、非課税にすることもできます。
NISAとは、投資で得た利益が一定の範囲内まで全額非課税になる、国の制度です。
関連記事:NISAとは?株初心者でもゼロから圧倒的にわかりやすく解説!
Q.dポイント投資をすると確定申告が必要?
A.確定申告は不要です。
dポイント投資では基本的に、確定申告が必要ありません。
証券会社でdポイント投資をして、利益を現金で受け取った場合も、特定口座を利用すれば確定申告は不要になります。
不安な場合は、最寄りの税務署で相談しましょう。
Q.dポイント投資のアプリはある?
A.dポイント投資の専用アプリはありません。
ドコモが提供している「スマート家計簿 スマ―簿」というアプリでは、dポイント投資の運用状況を確認できます。
dポイント投資はほったらかしで運用できますが、このアプリを入れておいて、定期的に状況を確認するといいでしょう。
Q.THEO+docomoや日興iDeCo for docomoでdポイント投資はできる?
A.できません。
THEO+docomoや日興iDeCo for docomoは、dポイントが貯まる資産運用サービスです。
しかしあくまで「貯められる」だけで、dポイントは使えません。
dポイント投資ができるのは、dポイント投資の公式サイト、日興フロッギー+docomo、大和コネクト証券です。
Q.SBI証券でdポイント投資はできる?
A.SBI証券でdポイント投資はできません。
「SBI証券でdポイントが貯まるなら、dポイント投資もできるのでは?」と思う人もいるでしょう。
しかし、SBI証券で株や投資信託を購入するとき、dポイントは使えません。
またSBI証券のクレカ投信積み立てで、dポイントを貯めることはできません。
SBI証券のクレジットカードを使った投信積み立てで利用できるのは、三井住友カードだけです。
このとき貯まるポイントは「Vポイント」限定となっています。
関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説
まとめ~dポイント投資で気軽に資産運用を始めよう~
dポイント投資のメリット・デメリットや、やり方について解説してきました。
dポイント投資は現金なしで始められます。
リスクをおさえて少額投資したい人におすすめです。
dポイント投資の公式サイトでは自動運用ができるので、ほったらかし投資に興味がある人にも向いています。
ただポイント投資である以上、「dポイントが短期間で大量には増えにくい」という側面も。
メリットとデメリットを把握し、自分に合った方法でdポイント投資を始めましょう。
関連記事:仮想通貨・ビットコインは今後どうなる?将来性はある?
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