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長期保有におすすめの米国株15選・米国株ETF4選!高配当株や成長株を厳選

米国株,長期保有,おすすめ

米国株は、長期的に安定した成長が期待できると言われています。

配当金も日本株より高い傾向です。

「企業の成長や配当金に期待して、株を長期保有したい」と考えている人にとって、米国株投資は有力な選択肢のひとつとなります。

しかし、米国株ならどれでもいいというわけではありません。

「配当金がたくさんもらえて、経営も安定している米国株はどれ?」
「成長が期待できる米国株は?」

と気になっている方も多いでしょう。

今回は、長期保有におすすめの米国株をご紹介します。

高配当株や成長株を厳選しました。

人気のGAFAMやP&Gなど、人気銘柄の特徴や傾向を詳しく解説しています。

さらに記事の後半では、米国高配当株やS&P500に分散投資できる、米国株ETFもご紹介。

ぜひ最後まで読んで、参考にしてください!

※本記事に掲載している株価・PER・PBR・利回りは、2023年8月時点のデータです。

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関連記事:米国株投資におすすめの証券会社7選!為替手数料・取引手数料・銘柄数を徹底比較

目次

長期保有におすすめのGAFAM米国株5選

米国株,長期保有,おすすめ

アメリカの5大IT企業群を、GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)と呼びます。

GAFAMへの投資は、米国株投資の王道です。

長期保有にもおすすめですよ。

GAFAM企業の有名サービス・商品

企業名有名サービス・商品
Google(アルファベット)Google、Google Chrome、Gmail、YouTube、Android、Pixelなど
AppleMac、iPhoneなど
Facebook(メタ・プラットフォームズ)Facebook、Instagramなど
AmazonAmazon.com、Amazon Prime、Amazon Kindleなど
MicrosoftWindows、Officeなど

GAFAM銘柄の比較一覧表

企業名銘柄株価PERPBR利回り
アルファベット(Google)アルファベットA$128.3728.2倍6.42倍ー%
アルファベットC$128.9328.3倍6.45倍ー%
アップル$175.8428.8倍55.1倍0.51%
メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)$289.9033.8倍5.98倍ー%
アマゾン・ドット・コム$134.68ー倍9.45倍ー%
マイクロソフト$321.8833.3倍11.6倍0.85%

中には配当が期待できない企業もありますが、配当金よりも競争力の高さや業界での優位性、安定性、成長性を重視する方には、おすすめの選択肢となります。

①アルファベット(Google)

銘柄アルファベットAアルファベットC
株価$128.37$128.93
PER28.2倍28.3倍
PBR6.42倍6.45倍
利回りー%%

アルファベット(Google)はインターネット関連サービスを提供する、米国の大手IT企業です。

あの検索エンジン「Google」やWebブラウザ「Google Chrome」、Eメールソフト「Gmail」などが主要な事業内容として挙げられます。

加えて、ハードウェア開発も積極的に行っており、動画配信サービス「YouTube」やスマホOS「Android」、スマートフォン「Pixel」など、多岐に渡るサービス展開を行っていますよ。

ポイント解説女性

なお、アルファベットはGoogleの持株会社です。

社名が「Google」ではないため混乱するかもしれませんが、「Googleに投資したい」と思ったら、アルファベットの株を買いましょう。

アルファベットの株は、決議権ありのクラスA株(GOOGL)と決議権なしのクラスC株(GOOG)があります。

連携サービスで市場シェアが拡大中

これらのサービスは連携して使えるため、利便性が高く、市場シェアも拡大しています。

ただ、アルファベットからは配当金を期待できません。

しかし今後のビジネス展望が良いことから、長期保有を考えている初心者にもおすすめの銘柄となっています。

②アップル

株価$175.84
PER28.8倍
PBR55.1倍
利回り0.51%

アメリカの企業で時価総額ランキング1位の「アップル(AAPL)」。

アップルは、技術力やブランド力が非常に高く、現在の段階で他の企業に追いつかれる余地はほとんどありません。

アップルの製品ラインナップには「Mac」や「iPhone」などがあり、多くの人に馴染みがあるでしょう。

比較的少額から投資できる

さらに、今後の展望も明るく、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)事業やEV(電気自動車)事業への本格的な参入が予定されています。

成長性が高いことも魅力的です。

また、トップ企業の中でも最低購入金額が低いため、米国株投資初心者の方にも適した銘柄です。

最初に投資を考える際には、ぜひアップルを検討してみてください。

③メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)

株価$289.90
PER33.8倍
PBR5.98倍
利回りー%

フェイスブックやインスタグラムなどのSNSを運営していたFacebook社ですが、現在は社名変更し、「メタ・プラットフォームズ」となっています。

「メタバース分野において確固たる地位を築きあげる」との想いから、2021年に社名が変更されました。

メタバースとは、仮想の3次元空間を用いたサービスを指します。

メタバースは「今後飛躍的に成長する可能性が高い」と言われている分野です。

メタバース事業を不安視する声も

メタ・プラットフォームズは、メタバースに多額の投資をおこなっています。

しかし、この姿勢に投資家が反発し、近年株価が大暴落しました。

事実メタ・プラットフォームズは、メタバース事業で200億ドル以上の損失を計上しています。

メタバースの可能性に魅力を感じるなら、今のうちからメタ・プラットフォームズに投資しておくのもありですが、今後メタバースが世間へ浸透しなかった場合のリスクも高いです。

GAFAM企業の中では、変化の真っ只中にあり、リスクが高い投資先だといえます。

④アマゾン・ドット・コム

株価$134.68
PERー倍
PBR9.45倍
利回りー%

NASDAQ市場で時価総額ランキング3位のAmazon.com(アマゾン・ドット・コム)。

通販サイト「Amazon.com」を運営する他にも、サブスクリプションサービス「Amazon Prime」や「Amazon Kindle」などを提供しています。

新型コロナウイルスの影響もあり、アマゾンのサービス利用者は増加しました。

今後も業績が伸びる可能性

さらに、クラウドシステム事業「AWS」は、マイクロソフトのAzureを上回るシェア率を持つ、業界トップのサービスです。

クラウドシステムへの需要が高まりつつあることから、今後もアマゾンの業績は伸びると予測されます。

ただし、アマゾンは事業への再投資を重視しているため、配当金の受け取りは期待できません。

配当にはこだわらない方にとって、魅力的な銘柄といえます。

関連記事:アマゾン(AMZN)の株は買い時?業績や今後の見通しをわかりやすく解説

⑤マイクロソフト

株価$321.88
PER33.3倍
PBR11.6
利回り0.85%

マイクロソフトは、パソコンOS「Windows」やビジネスソフトウェア「Office」を提供するIT企業です。

競争優位性が非常に高いとされています。

競争優位性が非常に高い

PCシェア率が95%のWindowsは、業界で圧倒的な地位を築いていますよね。

さらにOfficeという強力なツールを併せ持っています。

この競争優位性が揺らぐことは少ないでしょう。

加えて、2010年からクラウドシステム事業「Azure」を開始し、パンデミックが巣ごもり需要を拡大させたことを背景に、売り上げが更に伸びています。

マイクロソフトの規模や将来性を考えると、米国株投資の初心者にもぜひ検討していただきたい銘柄です。

長期保有におすすめの高配当・連続増配米国株7選

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米国株といえば、高配当・連続増配が大きな魅力のひとつですよね。

「配当金狙いで長期保有したい!」という人におすすめの米国株7選をご紹介します。

銘柄名株価PERPBR利回り
プロクター&ギャンブル(P&G)$151.7725.7倍7.60倍2.42%
ジョンソン&ジョンソン$167.3524.9倍5.67倍2.66%
コカ・コーラ$60.4327.6倍10.1倍2.91%
AT&T$14.10ー倍0.94倍7.87%
ベライゾンコミュニケーションズ$33.006.52倍1.50倍7.85%
アルトリアグループ(MO)$42.7313.4倍ー倍8.61%
マコーミック$84.28ー倍ー倍ー%

①プロクター&ギャンブル(P&G)

株価$151.77
PER25.7倍
PBR7.60倍
利回り2.42%

米国株の高配当銘柄を探している方には、「P&G」の略称で知られるプロクター&ギャンブルがおすすめです。

P&Gは、世界最大の消費財メーカー。

180カ国以上で事業を展開しています。

美容品、化粧品、ヘルスケア、サプリメント、カミソリ、ファブリック、ホームケア用品などの生活必需品において、かなり有名です。

日本でも「SK-Ⅱ」、「パンテーン」、「アリエール」、「ファブリーズ」、「パンパース」などのブランドを通じて、多くの製品を販売していますよね。

安定した地位を築いており、株価が景気の変動に影響されにくいという強みを持っています。

65年連続増配

世界各国で人口が増加すると予想されていることから、世界展開しているP&Gの業績は、今後も伸びていくことが期待されていますよ。

低リスクで長期的に運用したい場合や、ポートフォリオのリスク分散を図りたい場合、保有しておきたい銘柄の一つです。

しかもP&Gは配当利回りが米国株の中でも比較的高く、65年以上連続で配当を増配しています。

そのため、インカムゲインを重視したい方には特におすすめの銘柄です。

②ジョンソン&ジョンソン

株価$167.35
PER24.9倍
PBR5.67倍
利回り2.66%

高配当銘柄を探している方には、ジョンソン&ジョンソンをおすすめします。

ジョンソン&ジョンソンは、世界最大級のヘルスケア製品メーカーです。

アメリカを中心に、60カ国以上で事業展開を行っています。

日本でもジョンソン&ジョンソンの製品がたくさん売られていますよね。

たとえば「バンドエイド」はジョンソン&ジョンソンの商品名ですし、世界初の使い捨てコンタクトレンズを「アキュビュー」ブランドから発売したのも、ジョンソン&ジョンソンです。

59年連続増配

ジョンソン&ジョンソンは有名な商品をたくさん作っているだけではなく、配当実績においても非常に優れています。

なんと、59年以上連続で配当を増配し続けているんです。

米国株の中でも、高水準の配当利回りを誇ります。

景気動向に左右されにくい銘柄であり、これからもその業績は堅調だと予想されていますよ。

長期運用を考えている方には、特におすすめです!

③コカ・コーラ

株価$60.43
PER27.6倍
PBR10.1倍
利回り2.91%

高配当銘柄を探している方には、コカ・コーラ(KO)がおすすめです。

コカ・コーラは、世界最大の清涼飲料水メーカー。

日本でも「コカ・コーラ」「ファンタ」「紅茶花伝」など、多くの人気商品を販売しています。

株の長期保有を推奨しており、「投資の神様」と呼ばれているウォーレン・バフェット氏も、コカ・コーラの株を保有していることで知られていますよ。

59年連続増配

コカ・コーラは、生活必需品セクターに位置しているため、景気が悪化しても株価への影響が少ないとされています。

また、高いシェア率とブランド力を持っているため、株価が底堅いことが特徴です。

さらに、コカ・コーラは59年以上連続で配当を増配しており、高配当銘柄としても非常に魅力的です。

長期で保有することで、その価値はさらに高まるでしょう。

堅実な銘柄として、長期保有を考えている方には特におすすめです。

④AT&T

株価$14.10
PERー倍
PBR0.94倍
利回り7.87%

AT&Tは、世界最大級の通信事業者・携帯電話会社。

米国内だけでなく、世界全体でも高いシェアを持っています。

この事業は新規参入の障壁が高いため、競合が少なく、業績が安定しているという特長がありますよ。

配当利回り7.4%・36年連続増配!

特に注目すべきは、AT&Tが高配当株として知られていることです。

2023年8月時点の配当利回りは7.87%と非常に高く、さらに36年間以上連続で増配しているという実績があります。

また、5G技術の普及に伴って通信市場が拡大する可能性も。

AT&Tのシェア率がさらに増加すれば、株価の上昇も期待できるでしょう。

低リスクで安定したリターンを求める方や、高い配当利回りを重視する方には、AT&Tは魅力的な銘柄と言えます。

⑤ベライゾンコミュニケーションズ

株価$33.00
PER6.52倍
PBR1.50倍
利回り7.85%

ベライゾンコミュニケーションズ(VZ)は、アメリカの大手通信事業者として名を馳せています。

日本のNTTに相当するイメージの会社です。

アメリカの通信市場では、「Verizon(ベライゾン)」がトップ、続いて「AT&T」と「T-mobile」が競争を繰り広げています。

配当利回り7.85%・17年連続増配!

ベライゾンコミュニケーションズは、配当利回りが7.85%と高いです。

通信サービスという安定したインフラ関連の銘柄であり、17年以上連続増配も続けられています。

長期保有におすすめの銘柄です。

⑥アルトリアグループ(MO)

株価$42.73
PER13.4倍
PBRー倍
利回り8.61%

アルトリアグループ(MO)は、アメリカでトップのタバコ製造会社です。

主力商品「マールボロ」は、日本でも有名ですよね。

また電子タバコの分野でも展開を広げています。

配当利回り8.61%!

この企業は、かつては「フィリップ・モリス・インターナショナル」の一部として存在していました。

しかし2008年に特定の部門を新たな会社として独立させるスピンオフを行い、アルトリアグループとしての活動をスタートさせています。

アルトリアグループの連続増配を「フィリップ・モリス・インターナショナル」の時代も含めて数えると、50年以上の実績を持つ計算です。

注目すべきは、配当利回りが8.61%と驚異的であること。

さらに、1980年代後半から株価が上昇を始め、ピーク時には75倍まで価格が跳ね上がった経緯があります。

⑦マコーミック

株価$84.28
PERー倍
PBRー倍
利回りー%

マコーミックは、世界で最も大きな調味料メーカーとして知られています。

日本では、ユウキ食品が取り扱いをしていますよ。

米国ではトップブランドとしての地位を確立しており、英国やフランスでもシェアが3~5割と高いです。

連続34年増配

マコーミックは景気に影響されにくい特性を持ちます。

連続34年以上にわたって増配を続けていることから、米国高配当株を狙うならおすすめです。

関連記事:米国株の高配当銘柄15選!連続増配中の優良企業を厳選

長期保有におすすめの成長・安定米国株3選

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成長性・安定性に優れている米国株も、長期保有におすすめです。

高配当は期待できないものの、ビザやユナイテッドヘルス・グループは成長が期待でき安定性も高いという意味で、手堅い選択肢ですよ。

また、イーロン・マスク氏がCEOを務めるテスラは近年の成長が著しく、注目されています。

銘柄名株価PERPBR利回り
ビザ$239.4634.2倍12.7倍0.16%
ユナイテッドヘルス・グループ$497.6823.5倍5.70倍1.29%
テスラ$231.2863.9倍16.4倍ー%

①ビザ

株価$239.46
PER34.2倍
PBR12.7倍
利回り0.16%

VISAは、クレジットカードの大手ブランドです。

市場シェアが非常に高いことで知られています。

クレジットカード業界には、JCBやMasterCardなど、世界7大ブランドが存在しています。

しかし、市場はすでに寡占状態となっており、新規参入が難しいのが現状です。

VISAは、これら7大ブランドの中で、50%以上のシェアを持っています。

この地位が短期間で揺らぐことはなさそうです。

さらに成長が期待できる!

キャッシュレス決済が普及していることもあり、VISAは更なる成長が期待されます。

さらに、クレジットカード業界の成長は、GDPと高い関連性があるとされている点にも注目です。

世界のGDPは、2050年まで上昇することが予想されています。

つまり、VISAの業績も、この頃まで引き続き伸びていくと期待できるでしょう。

配当利回りは高くありませんが、VISAは堅実な銘柄として、長期保有におすすめです。

②ユナイテッドヘルス・グループ

株価$497.68
PER23.5倍
PBR5.70倍
利回り1.29%

ユナイテッドヘルス・グループは、医療保険サービスを提供する企業です。

アメリカでは、個人が民間の保険サービスを選択して加入します。

ユナイテッドヘルス・グループは、そんな米国の民間医療保険市場で、トップの存在です。

景気に左右されにくく伸びしろもある

事業内容が人生に必要不可欠なものであるため、景気の変動にあまり影響されません。

経営が急激に悪化することが少ないのも魅力的です。

さらに、事業の多角化と成長分野の取り込みによって、毎年業績が右肩上がりに推移しています。

加えて米国の医療保険市場は、今後も需要が高まると予想されています。

ユナイテッドヘルス・グループは、低リスクでありながらリターンが期待できる銘柄として、長期保有におすすめです。

③テスラ

株価$231.28
PER63.9倍
PBR16.4倍
利回りー%

イーロン・マスク氏がCEOを務めるテスラ。

自動車関連事業を主軸に展開しています。

株価が急上昇した注目銘柄

比較的新しい企業ながら、近年急激に株価が上がりました。

営業利益率も同分野でトップを誇っています。

今後、テスラはAI技術を活用して、完全自動運転の車両を実現することを目指しています。

AIロボティクス分野への将来性を信じる方には、今のうちに投資する価値があるでしょう。

「今後のテスラの発展に期待したい」という方は、長期保有してみてはいかがでしょうか。

関連記事:テスラの株は買い時?業績や今後の見通しをわかりやすく解説

長期保有におすすめの米国株ETF4選

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米国株の長期保有を考慮している方で、さまざまな米国の銘柄に投資したいけれど、その管理が手間だと感じる方には、ETF(上場投資信託)が適しています。

ETFは投資信託の一種です。

通常の投資信託と比べて、次のような違いがあります。

ETFと投資信託の違い
  • 取引所に上場しているため、リアルタイムでの売買が行える
  • 手数料が低い

ETFのリターンは個別の株と比べると穏やかな傾向があります。

しかし、ひとつのETFを購入するだけで、多様な銘柄に分散投資が可能です。

リスクが抑えられます。

特定の銘柄を選ばなくてもよいため、株式投資初めての方にもおすすめです。

おすすめの米国ETFについて、低い運用コストと期待されるリターンを基に、いくつかの銘柄を紹介します。

銘柄ベンチマーク投資先特徴
バンガード・S&P500 ETF(VOO)S&P500米国大型株500銘柄リターンが期待できる・信託報酬も低い
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)CRSP USトータル・​マーケット・インデックス米国大中小型株約4,000銘柄リターンが期待できる・信託報酬も低い
バンガード・米高配当株式ETF(VYM)FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス高配当米国株インカムゲイン狙いにおすすめ
インベスコQQQ ETF(QQQ)ナスダック100指数NASDAQ市場の時価総額トップ100銘柄高いリターンが期待できる

①バンガード・S&P500 ETF(VOO)

バンガード・S&P500 ETF(VOO)は、アメリカの代表的な株価指数「S&P500」の動きを追うことを目的としたETFです。

購入することで、アメリカの代表的な大型株500社に分散投資することができます。

S&P500は、非常に人気が高い投資先です。

ETFの純資産ランキング上位3つは、すべてS&P500に連動するETFとなっています。

特に「GAFAM(「Google」「Apple」「Facebook(Meta platforms)」「Amazon」「Microsoft」)」の組み入れ比率が高く、この5社が成長を牽引してきました。

運用コストである信託報酬が0.03%と低い点も、大きな魅力。

運用成績が良好で、分配金も1~2%ほど期待できることから、初心者から上級者まで幅広くおすすめのETFです。

関連記事:VOOとは?配当金や利回りは?VTI・QQQとの比較

②バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)は、米国の株式市場全体に分散投資できるETFです。

CRSP USトータル・​マーケット・インデックスを基準としています。

米国の大中小型株約4,000銘柄に、広く投資します。

VTIの魅力は、米国市場全体に投資することで、特定の銘柄のリスクを低減できる点です。

信託報酬や配当利回りは、「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」と近似していますが、より多くの銘柄を含んでいるため、リスクの分散度合いが高いと言えます。

③バンガード・米高配当株式ETF(VYM)

VYMは、高配当銘柄をターゲットにした米国株ETFです。

市場平均以上の配当利回りを持つ銘柄から構成されています。

このETFの魅力は、高配当を狙いながらも、セクターに偏りが少ないというバランスの良さにあります。

近年、配当利回りは3%以上と、米国の高配当ETFの中でもコストパフォーマンスが高いと評価されていますよ。

しかし、VYMはバリュー株が中心という性質上、キャピタルゲインの面ではVOOやVTIと比べて劣る可能性が。

インカムゲイン狙いの人におすすめの米国株ETFです。

④インベスコQQQ ETF(QQQ)

インベスコQQQ ETF(QQQ)は、米国の株価指数「ナスダック100」の値動きに連動するETFです。

NASDAQとは、米国の新興企業向け株式市場です。

このETFに投資すると、NASDAQ市場の時価総額トップ100の企業に投資することができます。

この指数には、アップルやテスラといった成長力のある銘柄が集まっています。

高いリターンが期待できるとあって人気です。

ただし、信託報酬は0.2%と若干高めですので、注意しましょう。

また、情報技術セクターの銘柄が多いため配当利回りは低い、値動きが激しいといった面もあります。

米国株を長期保有する5つのメリット

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「本当に米国株に投資すべき?」「日本株にしておいたほうがいい?」と迷っている人もいるでしょう。

米国株を長期保有する5つのメリットについて、日本株と比較しながらご紹介します。

米国株を長期保有する5つのメリット
  1. 日本株よりも高配当銘柄が多い
  2. 日本株よりも連続増配銘柄が多い
  3. 配当金の支払い頻度が年4回
  4. 1株から売買できる
  5. 成長が期待できる

①日本株よりも高配当銘柄が多い

米国株の中には、高配当銘柄が多く存在します。

日本の企業と比較すると、米国の企業の方が、株主への利益還元の姿勢が強いです。

しかし、単に高い配当を提供する銘柄に目を奪われるのは危険。

一部には、経営が悪化しているにもかかわらず、投資家を引き付けるために高配当を続ける「タコ配銘柄」と呼ばれるものも存在します。

このような米国株に投資してしまうと、将来的に配当が大きくカットされたり、株価が大幅に下落するリスクが。

高配当銘柄を選ぶ際は、単に配当の高さだけでなく、企業の成長性や経営の健全性などを十分に検討することが重要です。

②日本株よりも連続増配銘柄が多い

米国の企業の中には、安定して利益を上げ、長期間にわたって増配を続ける企業も。

例えば、プロクターアンドギャンブルは、65年以上連続で増配を続けているという驚異的な実績を持っています。

これに対して、日本の企業で最も長い増配期間を誇る花王は、33年です。

③配当金の支払い頻度が年4回

さらに付け加えると、配当金の支払い頻度も米国株が優れている点と言えるでしょう。

米国株は年4回の配当が一般的ですが、日本株の場合は年2回となっています。

このような点も、米国株の魅力として挙げられるでしょう。

④1株から売買できる

米国株の投資には多くのメリットがありますが、中でも「1株からの売買が可能」という点は特筆すべきでしょう。

日本の証券市場で株の売買を行う際は、100株単位での取引が基本となっています。

これに対し、米国の証券市場では、アップルやアマゾンといった大手企業の株でも、1株単位での取引が可能です。

自分の予算に合わせて、必要な数だけ購入することができるので、資産の管理もしやすいですね。

とはいえ日本株も、「単元未満株取引」ができる証券会社なら、1株単位で売買できます。

しかし日本株の単元未満株取引では、取引可能な時間帯が限られていたり、通常の取引と比べて高い手数料が発生したりすることもあります。

⑤成長が期待できる

米国株には、将来の成長が期待できるという大きな魅力があります。

日本株にも魅力はありますが、今後の成長を重視する投資家にとって、米国株が持つポテンシャルは非常に魅力的です。

米国の主要な株価指数である「S&P500」は、過去の数十年を通じて、数々の経済危機を乗り越えながらも成長を維持しています。

たとえば、リーマンショックや最近のコロナショックのような大きな打撃を受けても、その後の回復力は驚異的でした。

一方、日本の「日経平均」も、2021年に33年ぶりの水準を回復するなど好調な動きを見せていますが、長期的な視点での成長はS&P500に比べると劣る印象があります。

将来の成長を期待して株を長期保有するのであれば、米国株の持つ可能性に目を向ける価値は、十分にあると言えるでしょう。

関連記事:おすすめの長期投資方法と投資信託の銘柄を厳選!初心者でも安定的に資産形成

米国株を長期保有する3つのデメリット

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米国株投資の魅力は多いものの、その一方で日本の投資家が意識すべきデメリットも存在します。

米国株を長期保有するデメリット
  1. 取引コストが高い
  2. 確定申告しないと配当金が二重課税になる
  3. 為替変動で損する可能性がある

①取引コストが高い

米国株は日本株と比較して、取引コストが高めです。

米国株の取引コスト
  • 売買手数料
  • 為替スプレッド
  • SEC Fee

「売買手数料」は日本株でも発生しますが、「為替スプレッド」と、売却時にだけかかる「SEC Fee」という現地取引費用は、日本株にないコストです。

為替スプレッドとは?

「為替スプレッド」は、円と米ドルを交換する際にかかるコスト。

1ドルあたり0.25円ほど発生します。

なおマネックス証券では、円を米ドルに交換するときの為替手数料が無料(米ドル→円の交換は有料)です。

米国株取引をするなら、マネックス証券のような、コストの安いネット証券がおすすめですよ。

SEC Feeとは?

米国の証券取引委員会に支払われる「SEC Fee」は、一般的に少額です。

たとえば、1万ドルの取引で発生するSEC Feeは、実際には数円程度となり、その額は証券会社により若干異なるものの、大きな負担にはなりません。

ですので基本的には、売買手数料と為替スプレッドが安いかどうかを重視して、証券会社を選ぶといいでしょう。

②確定申告しないと配当金が二重課税になる

米国株の投資を検討している方は、税金に関する取り決めにも注意が必要です。

米国株や米国ETFの投資では、二つのタイミングで税金が発生します。

米国株や米国ETF税金
  1. 売却時の譲渡益にかかる税金
  2. 配当金受け取り時にかかる税金

売却時の税金に関しては、日本国内でのみ課税されるシンプルな形ですが、配当金については事情が異なります。

配当金を受け取る際、最初に米国で10%の税金が引かれた上で、日本でも20.315%の税金が徴収されるのです。

この状態で何も手続きをしなければ、二重課税という形になってしまいます。

確定申告すれば二重課税にならないが面倒

しかし、毎年の確定申告を通じて「外国税額控除」を利用することで、米国で先に支払った税金分を日本の税金から差し引くことが可能です。

この確定申告は一見面倒に思えるかもしれませんが、正しく手続きをすることで節税が期待できます。

もちろん、手続きを避けて二重課税を選択する選択肢もありますが、その場合は時間の節約と税金のコストをよく比較し、自分にとって最適な選択をすることが大切です。

③為替変動で損する可能性がある

米国株の売買は、円とドルの為替レートの影響を受けます。

米国株そのものの価格が変わらなくても、為替変動によって利益になったり、逆に損をしたりすることがあるのです。

たとえば1ドル=140円のときに米国株を1,000ドル分買い、1ドル=130円のときに売ったとしましょう。

この例では、米国株そのものの価格が、まったく変わらなかったとします。

購入時の費用は「140×1,000=140,000円」、売却時に受け取ったお金は「130×1,000=130,000円」となり、10,000円分の損失が生まれてしまった計算です。

米国株を長期保有する際は、単に株価だけでなく、為替の動きもしっかりとチェックしましょう。

関連記事:バリュー株(割安株)のおすすめ銘柄6選!長期投資に適した高配当銘柄を厳選

米国株の長期保有におすすめの証券会社3選

最後に、米国株の長期保有におすすめの証券会社3選をご紹介します。

米国株の長期保有におすすめの証券会社3選
  1. マネックス証券
  2. 楽天証券
  3. SBI証券

それぞれ独自の強みがあり、投資家のニーズに合わせて選ぶことが大切です。

マネックス証券

マネックス証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託1,235件
株式以外債券
FX
先物・オプション
金・プラチナ
口座開設・取引までの日数 最短翌営業日
特徴100円から始められる
米国株に強い
お得なマネックスポイント

マネックス証券は、米国株銘柄数が4,985という豊富なラインナップがあり、投資家に幅広い選択肢を提供しています。

特に注目すべきは、米国株買付時の為替手数料が無料である点や、米国株の時間外取引ができる唯一のネット証券という点。

加えて、銘柄の分析ツールや情報提供が充実しているので、投資の知識を深めたい方には特に適しています。

米国株の手数料
取引手数料約定代金の0.45%(税込:0.495%)
スプレッド(為替手数料)買付時:0銭
売却時:25銭

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関連記事:マネックス証券の評判・口コミまとめ!米国株やIPOの人気についても解説

楽天証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託2,634件
株式以外FX
CFD
ETF
金/銀/プラチナ
先物・オプション
保険
口座開設・取引までの日数最短2営業日後
特徴手数料が安い!
取扱商品が豊富!
初心者にも使いやすい!

楽天証券も米国株銘柄数が4,687と多いです。

多岐にわたる投資ができます。

また、楽天証券の特徴は、取引のたびに楽天ポイントが貯まることや、強力なスマホアプリ「iSPEED」の利便性です。

このアプリを使用すれば、いつでもどこでも簡単に米国株取引が行えます。

米国株の手数料
取引手数料約定代金の0.495%(税込)
スプレッド(為替手数料)25銭

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関連記事:楽天証券の評判・口コミまとめ!ポイント投資や手数料も解説

SBI証券

SBI証券

総合評価
コスト
信頼性
NISA/つみたてNISA
投資信託2,632件
株式以外債券
FX
CFD
金/銀/プラチナ
先物・オプション
保険
口座開設・取引までの日数最短翌営業日
特徴圧倒的口座数
100万円まで手数料0円
充実のサービス

SBI証券は、取り扱う米国株銘柄が5,844と最多で、銘柄のバリエーションの豊かさが魅力的。

特に、複数のセクターや企業から選択したい方には最適です。

また、住信SBIネット銀行を利用することで為替手数料がお得になる点や、アジアや他の国の株も充実していることは、大きなアドバンテージと言えるでしょう。

米国株の手数料
取引手数料約定代金の0.45%(税込0.495%)
スプレッド(為替手数料)25銭

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関連記事:SBI証券の評判・口コミ!実際のところどうなのか利用者の声から徹底解説

まとめ~将来性のある米国株を長期保有しよう~

高い配当利回りを持つ米国株から、将来的な高成長が期待される米国株まで、幅広くご紹介してきました。

ただ単に配当利回りの高さだけを見るのではなく、持続的な成長が見込める銘柄を長期保有するのがおすすめです。

たとえばGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)は、どこも配当利回りが低め。

しかし成長には期待でき、人気の投資先となっています。

手軽に分散投資を実践したい人は、ETFも活用してください。

企業の真の価値やポテンシャルを見極めて、長期投資しましょう。

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