昨日、10日間の東京出張を終え、シンガポールに戻りました。
CSの日経CNBCの5月27日18時から30分間の情報番組、アジアエクスプレスの特集コーナーAsia Money に出演しました。
今週は、『不動産投資の潮流〜チャイナマネーに注目』というタイトルで12分50秒の特集でした。
見逃された方は、You Tubeでどうぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=YtS3LFVj5hA
過去には、テレビ東京の番組、ガイアの夜明け、ワールドビジネスサテライトやNHKのおはようニッポン他などで現地での取材という形でコメントを録画、収録されることは有りましたが、テレビ放送で生放送で対談形式で出演するというのははじめての体験でした。(実は以前、ラジオのJ−Waveで田中美里さんが上海で高級不動産を視察するという番組があり、この時、案内役を務めたのですが、たしか上海からの生中継だった記憶がありますが)
18時からの30分番組ですが、17時15分に日経新聞本社内にあるスタジオに入り、17時30分に、司会進行役の江連裕子キャスターと日経編集局の後藤康浩編集委員と初対面し、早速リハーサルが始まりました。
江連キャスターの進行で、私が質問に答え、後藤編集委員がコメントし、対談をしていく形式です。
やはり生放送の難しさを体験しました。普段はセミナーをしているので多少時間がオーバーしても自分で調整が可能であったり、現地でのコメント撮影は、あとで編集が可能なので、あまり時間を気にしなくても良かったのですが、生放送は当たり前ですが編集がききません。12分50秒という決められた時間の中で予定通り終えなければならないというタイムキーピングの難しさを感じました。
さすがに、毎日おやりになっているので江連キャスターと後藤編集委員はリハーサルも手慣れたもので、『コメントはなるべく短く、できるだけ対談になるようにすればあとはタイムキーピーングはこちらでやります。』と言ってくれましたので、むしろ本番のほうが緊張しませんでした。
ただ、タイトルがチャイナマネーに注目といている割には、『最近中国や香港ネタは正直またかという感じなのでできれば、インドやインドネシアなどの情況をコメントしてください。』などと本番直前になって言われたり、リハーサルとは若干違う突っ込みが有ったりと、かなりアドリブで対応したところもあり、実際にはリハーサル時のコメントとは異なる部分も有りました。
この番組は当日に再放送があったり、Asia Moneyの部分も週末になんどか再放送されたので、友人からもコメントをいただきました。
ワールドビジネスサテライトのコメンテーターの方々のコメントぶりにいつも感心していますが、短時間で的確にコメントするというコメンテーターという仕事はかなり技術のいる仕事だと、この機会を通じて再認識しました。
正直、普段多くの人の前で話すセミナーの方が参加者の反応などがリアルタイムにわかるのでやはりやりやすいですね。
人に何かを伝えるというコミュニケーションの基本をもう一度考え、さらにブラッシュアップしていこうと思います。(前向きでしょう!?今日も)


本番1分前の記念撮影 向かって左手は内藤証券の方(アジア株についてのコメンテーター)真ん中は江連キャスター、右手が私です。
Corporate lettings market in London recovers
The corporate lettings market in London is showing signs of a resurgence as companies allocate more money towards renting prime properties to attract senior employees from around the world. (Financial Times. May 17, 2011)
ロンドンの法人向け住宅賃貸市場が復活の兆しを見せています。企業が世界中から上層管理層を確保する為に高級住宅を借り上げる動きが活発化しているためです。
5月17日付けのイギリスファイナンシャルタイムズが伝えています。
同紙によると、第1四半期においてプライム住宅を探す件数が1年前に比べ10%増加、2年前の同時期に比べ16%の増加をしており、価格も平均週家賃が747ポンド(ロンドンではWeekly Rentを用います)と前年同期比14%上昇しています。また第2四半期はトップシーズンとなることから、平均週賃料が925ポンドまで上昇が見込まれると現地のエージェントのコメントを紹介しています。
2009年から本格化した景気後退で、企業は海外からの駐在員を削減してきましたが、ここに来てロンドンの経済が急速に回復する中で、特に金融関連企業で世界中からトップ人材を確保する動きが活発化しているようです。
私は、日本の投資家には、海外不動産投資はまず金融都市を中心にお薦めしています。まず、その国の経済活動の中心であり、最もグローバルな人材が世界中から集まるので、賃貸需要が高くかつ物件もそれにつれ上昇しやすく、かつ流動性が高いと言うのが理由です。
工業都市というのも選択肢としては有るのですが、一般的に賃貸相場は急激には上がらず、安定的とも言えるのですが、産業の構造変化により衰退することもあり得るため、個別に都市の将来像を見極める必要が有ります。
金融という産業はよくも悪くも世界経済の影響を受けるのですが、金融センターの不動産市場は、比較的ボラティリティーが高く、雇用関係と関連性が強いので、景気が悪くなれば仕込み時、良くなれば売り時など、海外の投資家にとって判断がしやすいマーケットだと思います。
私が、今お薦めするのは、欧米ではやはりロンドン、ニューヨーク。通貨が3−4年前に比べかなり安いため、断然おすすめです。
アジアでは香港、シンガポールと言いたいところですが、両都市は既に、2009年から相当資金が入り、市場が既に加熱しているため、入るタイミングが難しそうです。
そういう意味では、セミナーなどでもお話ししていますが、アジアではタイミング的には、出遅れ感のあるマレーシアのクアラルンプールなどは2000年以降イスラム金融のオフショアーハブとして確実に中東や日本を含めたアジアの金融機関が進出を進めていることから今は、注目株のひとつだと思います。今晩のフライトで東京に向かいます。続きは今週土曜日のセミナーで。
HK sellers cut prices amid crisis in Japan
香港の売り主は日本の危機で値段を下げた
日本の今回の震災の影響が、香港地場の不動産価格に影響を与え始めたという記事です。香港は、著書『チャイナマネーを追え』でも書きましたが、リーマンショック以降、香港ドルが米ドルにペッグしていることから低金利と中国大陸からの資金流入によりバブルが発生し、2009年から高騰が続いてきましたが、ここにきていよいよ調整が始まった感があります。
ある意味、日本の震災は、世界経済の行方に不透明感を与え、世界的にエネルギー、建設資材、食料の等の価格があがるインフレが金利上昇を促すとの見方や、米国の金融緩和政策も終わるとの見方も香港不動産価格動向に価格修正のきっかけとなったようです。
2009年から、ほぼ3年にわたり続いた価格上昇も一服し、利益確定売りが出始めているようです。ただし、まだ一部の売り主が価格を下げたということで、まだまだ強気の売り主がいるため、大幅な価格調整にはならないという見方もあります。中国での不動産投資規制から、まだまだ香港に流れるという見方もあるので、今回の動きは一時的かもしれません。
台湾では、政府が不動産価格を抑制するため売上課税を強化するという記事が出ています。
Sale Tax may end Taiwan’s rally
売上税導入が台湾の不動産価格上昇に歯止めをかけるかもしれない
台湾政府は、連続7年間の価格上昇によりピークを記録していた不動産価格のこれ以上の上昇を押さえ込むため、今月、1年以内の住宅売却に関して売却価格の15%、2年以内には10%を課す内容を提案しました。
これにより、本年は横ばいか場所によっては、5%程度の下落を記録する所も出てくるという見通しです。
この売上税は、シンガポールで昨年末導入された印紙税増税と全く同じ施策です。(期間、税率までまったく同じです)
香港同様、低金利でバブルが続いていた台湾ですが、中国、香港、シンガポールと同様不動産価格抑制策により、ようやく価格上昇傾向に終止符が打たれそうです。
また、一方イギリスでは、むしろ売値が上がっているという記事です。
British home sellers raise prices again on shortage of properties
英国の住宅の売り手は、供給不足の中価格を再び上げている
以前のこのブログでも、イギリス特にロンドンの不動産は今年はまさに買い時で、価格は次第に上昇基調に入ると申し上げているように、今年に入り3ヶ月連続で中古価格が上昇を記録しています。
やはり恒常的な住宅の需給ギャップが有るイギリスでは、銀行の貸し出し姿勢が積極的になりつつ有ることから、昨年第2四半期に、財政再建による景気悪化が懸念され、不動産価格が下落に向かいましたが、どうやらこの調整も一時的に終わりそうです。
やはり、恒常的な住宅不足と、歴史的な低金利が続いている英国では、財政再建が進むにつれ、不動産への関心が高まることは必然です。
近年、新興国に向かっていた、マネーがそろそろユーロやポンドに向かい始めると思いますが、皆さんどう思われますか?
私は、昨年の後半からポンド、ユーロ、ドルの割合を増やし始めました。円高の今、日本人の皆様は是非、ご検討ください。
私は、現在は既に円はほとんど持っていませんので、皆様がうらやましい限りです。
