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5月 20
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この週末、シドニーのCBD(Central Business District)の大規模複合開発のCentral ParkのResidential 3期(The Mark)が、シドニーとシンガポールで正式ローンチしました。

http://www.centralparksydney.com/

同プロジェクトは、シンガポールの有力デベロッパーFraser Centerpointと日本の積水ハウスのオーストラリア法人のプロジェクトJV会社が2007年9月から開発を開始しており、敷地面積58,000㎡のビール工場跡地を再開発するもので、敷地の3分の1がオープンスペース(6800㎡のCentral Parkを含む)で、150年の歴史をもつ元Kent Brewery の煉瓦作りの旧工場建物は外観は修復しつつ保存しリテール商業施設として再生する計画です。

日本の恵比寿サッポロビール工場跡地開発のシドニー版のイメージです。

敷地内には11棟の建物(住宅、オフィス、商業、ホテルなど)が建設され、最終的には2000戸の住宅が計画されています。

シドニー中央駅に隣接しながら、これだけの広大な敷地を開発するという立地と規模だけでなく、世界を代表する建築家が参画していることが、特徴です。

商業、オフィス棟を担当するのは、イギリス人ノーマンフォスター。ロンドンのガーキンや香港のHSBC、香港国際空港などで知られる世界の巨匠。

住宅棟の第1期One Central Park を設計したのは、フランス人Jean Neuvel(日本では電通汐留ビルを手がけた著名建築家)というドリームチームが、設計を担当しているだけに、世界的にも注目されるプロジェクトです。

今回、本プロジェクトは初めて海外で紹介されることとなり、地理的にも近く、もともとオーストラリア不動産投資が盛んであるシンガポールでの販売会を企画したとのことです。(同社CEOのDr. Stanley Quek 氏談)

昨日午前中にオーチャードにある高級ホテルSt. RegisのBall Roomにて販売説明会に顔を出しました。

私は、5月はじめに視察した時に、1期のOne Central ParkのOne Bed Roomの購入を決め,今回、オーストラリアから弁護士がこの販売会の為に来星するというので、契約署名がてら、販売会を視察しました。

驚いたことに、午前11時の開場なのに、10時から気の早いお客が販売会場に入っていました。また、なんとその時点で、販売予約状況を示す赤いマークが価格表に10数件ついていました。(写真参照)





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CBREの販売員に聞いてみると、シドニーでも本日販売を開始しており、すでに申し込みがはいっているというのです。シドニーと、シンガポールの時差は2時間で、シドニーで先行して販売が始まったという説明。確かに私は、12時まで会場にいましたが、シンガポールでもどんどん申し込みが入って行きます。日本では考えられない光景です。日本で、海外不動産の販売会でその場で申し込みが入るのは、バブル時代のハワイかゴールドコーストぐらいだったでしょうか?

申し込みをしたシンガポール人に聞いてみたところ、『立地が良く、価格がシンガポールに比べ安い。利回りも良く、キャピタルゲインも狙えそうだ.息子が将来オーストラリアに留学する可能性もあるので、今のうちに買いたい。』とのことでした。また、販売員に聞いてみると、やはり昨年12月のABSD(購入者追加印紙税)導入の影響で、シンガポール人の富裕層も今は、海外不動産(特に、ロンドン、マレーシア、オーストラリアが中心)を積極的に買っているようです。

会場にはオーストラリアの会計士、弁護士、ローンを出す銀行の担当者も来ており、私も含め購入希望者は質問していました。

ローンについては、シンガポールの方は、シンガポールドル建ローンを利用するようです。オーストラリアドルの住宅向け金利は、現在6%前後ですが、オーストラリア物件担保のシンガポールドルだと、金利は現在2.2%(変動)だそうです。当然為替リスクがあるのですが、過去のオーストラリアドルとシンガポールドルは、比較的安定しており、ボラティリティーが少なく、また、いつでもオーストラリアドルに切り替えもできるマルチカレンシーローンのようです。ただし、このローンはシンガポールで所得がある人に限られるようです。

日本の方は日本で、オーストラリアの銀行(NABなど)から、円ローンをオーストラリア物件担保で引くこともできます。

私は、今年に入り、次のマーケットはどこか?かなり精力的に各国をまわってきました。1月から5月まで視察した国は、インドネシア(バリ、ジャカルタ)ミャンマー、カナダ、台湾、オーストラリアなどです。来週からタイ、来月はバングラディッシュなども行ってきます。近々、これらの国の投資環境やマーケット、投資チャンスをお知らせしますが、今年の私の第1号投資案件は、シドニーとなりました。

今後、当社もマレーシア、ロンドンに加え、オーストラリアの不動産投資案件もご紹介して行きたいと思います。

次回は、なぜ今オーストラリア不動産なのか、オーストラリア不動産投資の魅力をご紹介したいと思います。



One Central Park のモデルルーム(販売センター)One Central Park の模型(販売センター)



敷地中央にある旧工場跡(商業施設に再生)

 


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